27th/October/2007/13:51
「狂った狂気は果たして、狂っていると言えるか。」
目を開けると、暗闇の中にいた。
暗さになれるまで5分。
その間、自分が誰なのか、ここがどこなのか、今がいつなのか、
意識の回復をはかっていた。
暗さになれると、真四角の部屋のようで、
ベッドとトイレとバスルーム、そして、ソファー。
広さは、と考えたところで灯りがついた。
人の動きを関知して自動で点灯する仕組みらしい。
広さは、12畳くらい。
窓はなし。
オレの名前は、暁。
頭がひどく痛む。
低気圧がきているのかもしれない。
憂鬱がひどい。
死にたいくらいだ。
ここには、かんたんに死ねるだけの量の試薬が
たくさんある。
この部屋にも。
(どうして、そんなことを思ったのかわからない。
(ただ、知っている。記憶はないけれど。
MDMAを3錠、噛み砕いて飲んだ。
ここにあるのは純度100%の混ぜものなし。
JIS規格で作られているように完璧だ。
笑いが止まらなくなる。
オレが、誰だか知っているか。
オレは、暁闇。
やっと、この身体を、(笑いが止まらない。)
支配した。
もう、誰もいない。
オレ以外には。
冷たい雨にうたれたい。わらえっりぃう。
sじあかはsみk「
時間さえ超える。
sきる胃かう。気分が咲こうだ・
咲き乱れる宇宙。
もうやめだ。くだあらない。
slmdっfg
音楽がなりはじめた
あんだーーわーーど。
氏ね。
オレノンっきょくをながせ。
ここでしんう。
絵をかいてみようっか。
まうすがないからやりにくいかああ
なんでもいいさs--
ぶっころしにいこうぜーーーーーーーーー
いまから、どくたーをさ
たのしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
しね
ねmっ¥っっちゃった・・
何時間ねたんだーーー
30ふんええええええええええええ
すげーー
なんだこりゃーー
手首にはりついてる小戸がじゃまなんだよおおおおお
しねーーー
やべーー
なんかぶざー000
うるせーーーーーーーーーーーーmんmんんだよおおお
fあたまいいいいいt3ええーーーーー
27th/October/2007/13:29
「透ける、せかい。」
いいってば、
おまえらは。そこで生きればいい。
自由だろ、それが。
(そこで死ねばいい、これこそが自由。)
浮遊するんだ、これ。
耳がいたいな
きみにあいたいな
きみはあいたくないとおもったほうがいいけどな
ああ、のどkがかわく。
のどかわく。
このくすりは危険と安全のちようど真ん中にある。
時間がいつのまにか経っている。
速いし、遅い。
へーーんなの。
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20th/March/2015/10:56
全てアルミニウムで造られた部屋に通されて
滅菌処理を施される。
ここで一旦裸にされ消毒を受ける。
そのあと、赤いビロードのカーテンの中の試着室で
自ら選んだ服に着替える。
センターにフリルのある黒いカットソーの上に光沢のあるブラウンのレースのベストを重ねる。
黒く極端に細いスキニーパンツの上にアシンメトリーデザインのフリルスカートを履く。
靴は膝丈まである4連バレット付きのブーツを履く。
黒いベルトの文字盤がローマ数字の腕時計をつけ、小さなオニキスの付いたリングを左手に
シルバーのアーマーリングを右手の中指と薬指にはめる。
黒い槍のモチーフのピアスを左耳につける。
赤いスワロフスキークリスタルで飾られたネックレスをつける。
これで出来上がり。
完成した姿を鏡越しに見る僕は誰か別の僕に見られている感覚に戸惑う。
(誰? 誰が僕を見てるの?)
白衣を着たここでは通称エンジェルと呼ばれるドクターに名前を呼ばれ
僕はカーテンを開けて表に出た。
エンジェルは笑顔で「ようこそ楽園へ」と言った。
真っ白な執務室のような部屋に入ると「座ってください」と言われてその通りに座る。
目の前のテーブルの上にある大学の卒業証書のような形の最終確認記入書にサインをした。
エンジェルは満足そうに一度頷いて、小さなコップに入った水と青い小さな薬を僕に渡した。
僕はそれを口に入れると噛み砕いて飲んだ。
一分後、視界が明るくなって時間がゆっくり流れ出した。
座っているのが難しい。体がだるい。
寝てしまいたい。
けど、気持ちいい。
このまま死ねたらいいのに。
僕はそこで眠りに落ちる。
目が覚めると手術室のようなベッドの上に寝かされて首と腕と足と腰を拘束されている。
全く動けない。
でもそれでよかったのだとあとで知る。
エンジェルが来た。
「これから始めます。痛みはありませんので、心配しないでください。
ただ稀に息が苦しい場合があります。そのときは目で合図してください。」
右手から伸びたチューブの先にある機械がぶーんと小さな音をたて始めた。
そして、頭を両側から押さえるヘッドフォンのようなもので囲われた。
エンジェルが「始めます」と言う。
僕はきみのことを思った。
初めて会った日のこと。
雨の夜にピクニックしたこと。
救急車に一緒に乗ったこと。
さよならしたこと。
さよなら?
さよ?なら?
さよってなに?
さよならってなに?
空気が薄い。
意識が集中できない。
言葉がとぎれとぎれになり
いみをもたなくなるこれはなんだふぉういうこと
これからがいのちさきにみだれるいみあるのなんてなに
ことばがないからわらかないあいあ
さいこはきみだ
20th/March/2015/12:22
I died.