帰結点。

Jul 01 2006 00:06:35
 。
海。
近かった?
遠かった?
   砂浜は相変わらず白くて残酷だ。
   僕の首をからめとって    指をひきちぎろうとする。

    わざとじゃないんだよ。
  夢とか。
(12時には生きる)

 生まれ変わったら 何になりたい?

 (無視)

カエルにでもなるさ。心の中でだけ言う。
意地悪は海のせい。

 遠くて近くていつまでたっても たどり着けない海。

          忘れものは、なんだっけ?

     ああ、椿か。ヒースローに忘れたままだ。
もういいよ。
もういいね。
もう帰ろう。

    どこへ?
(どこへ?)

    いま  自分が
        どこにいるかわかってる?

     ここは、、、、、、、、、、。

 どこでもない  どこか。
   いつもと同じ いつものどこか。

    きみ、誰?

blog_5 - 25

震える闇の小さな炎。

Feb 03 2006 09:30:05

夜の海は寂しいから
なるべく君との楽しかった夕食なんかを
思い出して時間を過ごそう。
近くの波を見ていると船に酔うから
遠くの真っ暗な闇を見つめるくせがついてしまった。
真っ暗な闇は本当に漆黒で
そこになにがあっても見えはしないから
僕はなるべくその闇の中に
美しくて楽しいものが潜んでいると想像しよう。
真っ暗な闇の中で
おかしなダンスを踊る小人。
小さな僕が君を楽しくさせるために
夢中で踊っている。
夢を撒き散らしながら。
愛を撒き散らしながら 夢中で踊っている。
そして君に夢が降りかかる。
愛が降りかかる。
君は楽しそうに拍手をしてくれる。
僕はそんな君の手に
ひざまづいてお礼のキスをする。
真っ暗な闇の中では
どんな奇跡も起こっている。
ただ目には見えないだけだ。
君のことを思い出して
夜の海を航海していく。
これでもう寂しくない。

blog_5 - 23

blog_5 - 24

真冬の空と6月の憂鬱。(#003)

Jul 21 2008 18:03:51

本を読んでいた。

本を読むのは、、、
正確には、小説をきちんと読んだのは本当に久しぶりだった。
シリーズになっているストーリーで
読んでいたのは5作目。
最新作だけど、買ったのは去年の夏くらいだったと思う。

本はたくさん持っていたけど
去年の火事ですべてが焼失してしまったから
今手元にあるものはこのシリーズだけだ。

既に読んでしまっているものだったけれど
新しい部屋に引っ越してから、唯一買い直して揃えたものだ。

だから、この最新作以外は
買いはしたけれど一度も開いてはいない。
ただ小さな本棚に並べてあるだけだ。
どの本もそれぞれに色の違う空の写真がカバーになっている。

たぶん並べたかったのだろう。
この部屋にその綺麗なハードカバーの本たちを。

本を閉じる。

夕暮れというよりは、
世界の終末のような錆色の空の写真が少しだけ気分を良くしてくれた。

ベッドの上に寝転び
仰向けになって、窓越しに本当の空を見上げた。

今にも雪が降ってきそうな重い灰色の空が見えた。
灰色の雲の合間から
ほんの少しだけ白が見える。

6月というよりは1月のような空だった。
時計をちらっと見た。

17:43

本を読んでいたのは3時間ほど。
少し蒸し暑い。

空調を1℃下げた。

薄くなったアイスコーヒーをストロー越しに飲んで
入れ直そうか悩んだけど
そのままにした。

煙草が吸いたくなった。
本当はミントの効いた煙草が良かったけど
いま手元にあるもので我慢した。

着替えて外に買いにいくことが面倒だったし
なんとなく早くこの本を全部読んでしまいたかったから。

本にはしおりがついていた。
内容の3分の2くらいの位置に挟まっている。

自分でそこに挟んだ訳じゃない。
最初からここに挟まっていた訳でもない。

そのしおりの位置を変えたくなかったから、
自分用にはメモパッドからメモを一枚破って読んだところに挟んだ。
今も挟まっている。

もう一度空を見上げた。
空はさっきよりも真冬に近い色になった。
日が暮れてきたから。

死ぬなら空の上がいいな。
ふと思った。

空の上で一瞬に蒸発して死ねたらいいな。

戦闘機がいい。
空中戦をして、大気圏近くまで上がり
雲の上に出たら
見えるところがすべて濃いコバルトブルーで
戦いの最中に一瞬その美しさに見とれる。
そして撃たれる。

ほんの一瞬で体が蒸発する。
痛みも無い。
記憶も無い。
悲しみも無い。

あるのは青い空と遠くで響く小さな爆発音だけ。

空想。

空想しているという事実が
まだ生きているということを教えてくれる。

馬鹿げてる。
戦闘機の操縦なんてできっこない。

煙草に火をつけて、溜め息をつくくらいが精一杯だ。
退屈な日常。

煙みたいに消えていく存在なら良かったのに。

忘却白書。(#003)

Jun 20 2008 21:41:58

気づかれないように歩く。

そっと、
足音をひそめて真綿の落ちる音もしないくらいにおとなしく。

(なんのため?)

これでね、誰にも見えなくなる。
それでやっと解放される。

(何から?)

誰からも。すべてから。
ううん、違うか。
ほんとは見てほしい。

すべてよ。
彼が待っている。

彼が持っている
あの暗闇を見つめるがいい。

きっとそこには
その暗闇からは想像もできない
優しい風の吹いた
一月の記憶の虚空が感じられるはず。

暗闇の奥に針の先みたいに
小さくきらりと光る天井が見えるから

そこから落ちてくる水滴にあなたの瞳はふれて
驚くだろう。

その水滴は6月の湿度の高い霧雨なんかではない。
その水滴は彼の天井の向こう
はるか遠くミクニの降らす永遠の海の滴。

(ひんやりと冷たくてコバルトブルーの滴。)

ああ、彼の欲しかった心。
その欠片、
その欠片を君たちは持っていて
その欠片を感じる君たちを通してしか
それを彼は感じることができない。

(ねぇ、見える?)
 (何が?)
(彼の崩れ落ちる左手。)
 (どこに?)
(ほら君のすぐ後ろ。君の背中越しから彼は見ているよ。)
 (ううん。見えないよ。)

 消えてしまえ。
  ふっと小さく溜め息のように息を吹く。
 ほうら消えた。

  くすりと笑う欠片の先端では
  主治医が彼の海馬を削っている。
  けれど、すぐに彼は元に戻す。
 
 あれでは悲しみの連鎖反応を起こすためにしか
 海馬が機能しないはずだ。

 おかしくて笑いが止まらないよ。

ふっと息を吹きかける。
すっと消える。

ぼんやりと見えた白が
ひっくり返り、
天井が地面になる。

  (もう飽きただろう。行こう。)
 (待って、あと一回だけ見せて。)

小さい点。
あそこが宇宙のはじまりだ。
彼の世界のはじまりであって、終わる宇宙のはて。

ふっと息を吹きかける。
すっと消える。

ぴちょんと音がして(0.2秒くらい。)
光って消える。

天井を見上げると落ちてくる水滴。
それを君たちが受け止める。
それは君の涙になり、
その涙を通して彼は彼の悲しみの深さを知る。

遠くから聴こえる
めちゃくちゃなピアノのメロディと
太陽の消えた砂浜、
(ううん、砂漠の凍える夜。)
未来のおとぎ話。

彼は待つ人。
ただ待っている。

忘却白書。
それが彼の名前。

彼は忘れられていく人。

秋がくればわかる。
その名前の意味。

(けれど、そのときには誰も彼を覚えていない。)

誰か、彼を殺して。

blog_5 - 21

黒い雪。

Jun 10 2008 17:21:09
 
今日、夢で黒い雪が降った。

暖かい風が吹いて、あたり一面が暗闇で満ちていて
黒い雪は、手のひらの上ですぐに溶けてく。

空を見上げた。

大量に降る小さな鴉の羽。
見渡す限りどこまでも空中を舞っている。

手をかざすと手のひらの上で黒い雪は溶けた。
それは溶けてからだの中に染みこんでいく。

真っ白な彼の心は黒い朱色で満たされる。
(「僕が帰る場所は永遠。」と呟く彼は誰。)

降り続く黒い雪に地上は覆われた。

黒い雪との契約は成立し。
彼は進むたびに何かを失うことになった。
そこには黒い足跡と偽られた朱色の世界が残った。

(しゅいろなせかい。?)

透明な黒い羽は、透き通る闇色。
黒に照らされて黒く光り

彼を隠す、暮れた世界。
 
 ほら、みてよ。
 ゆきだよ。

  綺麗ね。

 ぜんぶ、まっくろだよ。
 まちがぜんぶまっくろになってるよ。

  そう。
  何もかも真っ黒。
  これが世界の果てなのよ。

 くろいゆき、きれいだね。

  (本当ね、白くて黒くて透明で見えなくて綺麗、、、、。)

blog_5 - 19

赤、白、黒。

May 28 2008 12:45:59

●●。
●●。
●●。
●●。
●●。
●●。
●●。

暗闇で、名前を呼び続けて、
真昼の夢でも、呼んで、呼んで、
●●。●●。

名前を呼び続けてる。

きみの苦しさや、
悲しみ、

ずっと、僕よりも辛くて深くて、
だから、僕は、

本当は言ってあげたい。
僕は大丈夫。

きみ、
そんなに苦しまないで、
どうか、身体を大切にして。

僕は大丈夫だから。

、、、ごめん。
でも、
口から出る言葉は、

●●。
きみが大好きで、
きみに会いたくて、
きみの声が聞きたくて、
●●。
●●。
●●。
●●。
●●。

ああ、泣き崩れてしまう。
どうして、

僕は生きることが
こんなに下手なんだろう。

きみに教えてもらった
ちゃんと人間らしく生きよう。という生活。

うん。
せめて、人間らしく、
生きよう。

ああ、でも、会いたいよ。
言葉が続かない。

こんな言葉しか出てこない。
きみをいやす言葉を
残したい。

この言葉をきみが目にするなら。

●●。
苦しまないで、
どうか、ほんの少しでも、
きみの苦しみを肩代わりできるなら、

僕が背負ってあげたい。
僕で良ければ、
抱きしめてあげたい。

辛いね。
悲しいね。

何もしてあげられないけど、
せめて、心だけでも、
僕に寄せて、
肩を抱いていてあげるから。

●●。
●●。
●●。
●●。
●●。
●●。
●●。
●●。

僕は、まだ生きてる。
まだ、人間らしくなれる。

きみを愛して、
あの日のままの気持ちを持ったまま、

湧き出して、
止まらない涙は、
きみの辛さをやわらげるクッションになれ。

きみをもう苦しませないで、
お願い。

●●。
●●。
●●。
●●。●●。

ああ、、、。

遭難。

Nov 19 2012 01:19:03

気がついたら海の上にいた。
何処を向いても水平線が続く広い海の上。
何処へ向かっても
何も見えない気がした。
それだけ広い海。
際限なく続くただそこに居るだけの時間だけが過ぎた。

少しだけ遠くをみたかっただけ。
此処ではない知らない何処かで
何かを見つけたかっただけ。

海は(カラー番号はC412013番)悲しいほど青くて
入り口も出口も無かった。

何処へ向かっても
何処へも向かうことの出来ない此処はもう
何処でもない。
世界の何処かでさえない。
時間だけ残して
全て消えた。

海水は
涙と同じ味がした。

失う。
何も得られない。
消えていく。
宇宙の塵。

広大な海、世界でさえない孤独という名の海。
忘れてしまったものを
取りに来ただけのつもりが
何も得ることなく
元の場所へ戻ることも出来ない。

生きる時間と必要なものは全部揃ってる。
(カモメが時々太陽を横切る。)
死ぬ理由もなかったけれど、生きるに値するだけの明確な理由が
ゲシュタルト崩壊のように脆く意味をなくし消えた。

時計の針は進むことをやめない。
考えるだけの時間は
無限にあるのに
何も思い浮かばない。

2時13分。

ミクニの海は残酷なほど悲しい。
夜の海ならなおさらだ。
暗くて、ああ、とても暗くて
静かで
僕は太陽を待って
ただ待ち続けて
それだけ。

これからどうしようか?

何も思い浮かばないよ。
多分、僕はもう何処にも帰れない。

Nov 19 2012 02:24:28

珍しいな、今とても眠い。
もう寝るよ。

おやすみ。

blog_5 - 15

Last Letter

May 23 2008 02:07:01

きみが去るまでは、
悲しみ、
そう、

悲しみ、
でいいんだろう、
余韻も含めて僕の中のきみに関するきみの全てを奪い去るものだとは知らなかった。
香も体温も(記憶から)きえてうすれていずれなくなる
言葉にすれば二秒程度。
か・な・し・み
その中にきみの全てが詰まっている。
そしてそれは回収される。
きみという概念だけが残るだけ。

(アイスコーヒーにはシロップじゃなくてシュガーを入れる。)

  悲しみがこんなにも、
    深いところまで潜っていけるものだとは知らなかった。

  もう、

    何を思い返しても、
      それは、優しくて暖かくて、
    
          
  

    こんなに沢山のものや、
       大切な場所を残していってしまった
         きみは罪な人だ。

  生活という得たいのしれないものの中には、
    常にきみと見た何かがあって、
      部屋にいても、外に出てもどこかに
    必ずきみの面影が宿っていて、
     
       (すべてにだよ。)
   
        面影に声をかけたくなるほど、それは鮮明で、
    その鮮明さが、幸福と悲しさを
 
          同時に僕の心に一瞬にして完成させる。
       だから、ぼくは、もう外には出られない。

         仕方ないね。だって、一緒に暮らしていたんだから。
          2人で生活をしていたんだから。

          でも、空想のゲームは
            妄想に変わったし、 

 
 何億もの、、言葉、
   ひとつ、ひとつが

  光り輝いた、

     けれど、それも一瞬に、

 その小さな数億のひかりが
  全てを無に返すように闇の中心に消えていく。。

晴れた空、病院へ向かう。
 空想のきみと一緒に。

   でも、違う。空想じゃない、
    ううん、空想だよ。
 
  (そうだよ、知ってるよ。
   でも、止まらないんだ。空想のきみと歩く癖。
   
   だって、
  だから、

    だからさ、

      もう、いないから。。
  
         
        ひとりで歩いて行くんだ。

 いつもの道をひとりで歩いて、
   同じ道をひとりで帰って。

 (空想はもうやめにして、早くうちへ帰ろう。)

 ふと

   いつか一緒に歩いた風景を見つけては、泣いてしまう。
    本当は僕の方が泣き虫だったのかもしれない。

      何を見ても、どっちを向いてもきみがいる。

           きみがいた。
   けれど、なんだったっけ、いつかの会話をなんとなく

    思い出しそうになって、けれど、戸惑う。

       ずっと、考えても出てこない。
     なんで笑ってたんだっけ?  
            思い出せない、、、、、

    君の笑顔が水色にぼやける。
 
   他愛のない会話、
     でも、きみは笑ってくれて

           本当に幸せな瞬間だった。
         あれが「幸福」というものだったんだ。
 
 それが
僕の一番欲しいものだったのに、
  僕は自分で捨てたんだ。

        きみの笑顔の瞬間で映像が止まる。

     時計の針を戻しても、
       あの時間にはもう出逢えない。

        僕はガラスの向こうの僕に向かって叫ぶんだ。

      きみが好きだ。

     (1時間が過ぎた。)

    輪廻の時間を通り越して、
      清算は始まってしまった。

いつか、ぼくは、小さな白い灰になる。
   小さくてもろい灰の固まり。

  風が吹けば、
   ふっと、消えてしまう。

      大気に混ざる、そして、消える。

     僕の新しい世界は、誰にも、邪魔されない。
       誰のものでもない存在しない世界。
 

     ずっと、泣いているだけで、
   何も出来ない僕は、もう。
       (情けない人だ。本当に。)

   見てよ。

      ここは、記憶のライブラリー。
  赤と白と黒のライブラリー。

       温かくて、冷たくて、
        綺麗で
            残酷な
               記憶の棺。

 僕は悲しいことが嫌なのに、どうしても離れることが出来ない。
    感傷に浸っている瞬間が好きなんだ。きっと。

 
  だから、救いがない。
    誰とも一緒に生きていくことができない。

 きみは、きっと叱る。

   (この苦しみは、罰だから、しっかりとうけとめなきゃ。)

     それで本当にいいの。

  
       欲しいものは全部手に入れたの。

  もっと、したいこと、ないの。

       やり残したことはないの。

 誰かに伝えたいことはないの。
         全部なんとかなるよ。
           大丈夫だよ。

 本当に終わりでいいの。
     
          なんてさ、
       

    きみがいたら、
       僕を叱って、
         そのあとに、

      優しく抱きしめてくれたはずなのに。

  欲しいもの、、、。
 本当に欲しかったものは、
     もう失くしてしまった。
   けれど、幸福の思いは忘れない。
 
       こんな僕にあんなに優しくしてくれて、
     あんなに愛してくれたきみ、

  

    本当にごめんなさい。
     きみが、きっと願っている僕の未来を
        僕は、壊してしまった。

  あんなに永い時間をかけて、
     やっとあそこまで行ったのに、

       たった2ヶ月で

         ぜんぶ、元に戻してしまった。
      本当に馬鹿な人間。

 
   僕はもう絶対何にも、けして生まれ変わらないよ。
     きみが言ってくれたように。

       長い夢のような幸福の季節を
         本当にありがとう。

      そして、ごめんなさい。  

        きみの願った僕に成れませんでした。

今泣いているのは、誰のため?

        ううん、違うんだ。

    泣いてるんじゃなくて、
  祈ってるんだ。

    平穏な日々があなたをいつまでも手放さず、
 あなたの強い意志で、素晴らしい世界にたどりつけますように。

     (苦しいんだ。そう呟くと
       もういいよって、心が言う。)
           
 楽しかった他愛のない会話や、
  ケンカしたあとの仲直りが嬉しかったこと、

     一緒に生きていこうと言ってくれたこと。
         (本当に嬉しかったよ。)

 思い出は全部、
  僕が持って行くよ。

    
      灰になって、
        闇になって、
           全部持って行くから。

     闇は、全ての記憶のライブラリーだから、
        灰になって、

   風のある良く晴れた日に、
      いくつかの涙を残して、
 
         風になって降っていくから。

   本当に大事なものなんだ、だから、
         僕が全部盗んでいくから。

      あの冬の日に、
  今日は暖かいねと笑いながら歩いた、あの道に、
きっと、忘れてきてしまったんだ。

  なにかキラキラするものを。
    知らないうちに。
   

    眩しくて、まるっきり、
 本当の青色で、まるで高級なペンキで
    一気に塗りつぶしたような、
             青だったから。

   本当は、届かないけど。
 願いや、祈りも。みんな。

だから、素知らぬ顔で
   はじめから、そこには
 なにもなかったような顔をして、

    拒絶すら出来ずに、 
        彼の葬列に加わって、、行ってしまう。

  悲しみ、涙、夕立ち、宙上がり、
    懐かしいと言うには、ほど遠いはずの近くて、
      はっきりとした記憶と共に、

      真白くて、頼りない、
    壊れやすい灰の固まりになって

(あなたの記憶の後始末をしたあとで。)

    紺碧の空の下で、
  ほんの少し頬をかすめる冷たい風に

         一瞬のうちに
            奪われてしまう。

   それが、せかいのはて。
  僕の欠片は、小さい塵ひとつになって

     その日常的に行われている喪失は、
   誰にも見守られないまま記憶から消えていく。
 

       秋になれば、
          きみはひとつ歳をとって
             もっと綺麗になって、
        僕の顔を忘れて、
           僕の声を忘れて、
      僕の香を忘れ、
              
  鏡の前で大人の女性になった自分を見て、
   幸せな恋をして。
  
     幸せな結婚をして、

          

 
  もう僕と関係ないきみがどこかにいて、
      もうきみと関係ない僕は、、、。

         もう二度と会うことはない。

       最後に言われた言葉。
         信じてしまう。

            もう二度と会わない。

          この言葉だけが真実で。
           他の言葉は、あってもなくても
               どちらでも、誰にも何の影響もない。

            

 
   バイバイ。
    きみ。

  遠くに見える、
   果てのない海岸線の奥を目座して歩いていく。
 彼の素足を少しだけ波が濡らす。

  唐突に素足を濡らす、
     波の冷たさが心地良かった。

    濡れたまま、足につく砂を払って、
  幼いときに海ではしゃいだ、小さな自分を思い出す。

      誰かと一緒に海で泳いだ記憶がある。
     名前は忘れてしまったけど、
    足が届かない深さになって
   泣き出した幼友達に言えた

       「大丈夫だよ。」

あの時は何のためらいもなく言えた。
    簡単に言えたし、簡単に理解できた。
    

      

  どうして僕は、
   きみの言う「大丈夫だよ。」を

        信じきれなかったんだろう。
 
  きみは、いつでも、ありのままでいる僕を許し、
     優しく叱ってくれていたのに。

     幼稚園がえりの子供達が駆け抜けていく。
 子供達の無邪気さを見て、泣けてくるから早足でうちへ帰ろう。

    小さな自分がいる。

  あの頃の僕は活発で、
     未来の自分がこんなに簡単に、
       何もかもを諦めてしまって、

     涙とか、悲しみとか、
       絶望みたいな言葉を、
         使って悲しいエピソードで遊ぶように
     なるなんて思わなかったな。
           
              
            

         悲しみにとらわれてしまって、
        目を閉じて、
          闇の中心へ進んでいく。

   悲しみを取り除こうとしても、
 その悲しみは白いベールに覆われてしまっていて、
         僕には何も見えない。
           出来ることはもう何もない。

          悲しみの本質は、
        暴かなければならない。
    しかし、それだけの時間は、
          すでに失われてしまっているし。

  
  ふたりをわけている距離も心も、もう戻れない。
    あまりにも遠い。もう僕は変わってしまった。

  たった53日で僕は変わってしまった。
    また去年の夏に戻ってしまった。
 

      僕の部屋から太陽は消えた。

           でも、ありがとう。
         きみに出逢えて、
             本当に僕の人生は幸せでした。

   ずっと、一緒に居られたら良かったなって思う、
  でも、朝も夜もなくなった、この部屋を見れば、もう無理なんだってわかる。

        テーブルはなくなり、去年の部屋に戻った。
     僕しかいない。

      

  
 僕はもう目を閉じた。
   この悲しみだけは、永遠に守りたいから。

  

     僕は、海や山へ、
       あっちこっちに散らばって、
        どんどん小さくなって、
            全部消えた。
        

         そして、
       最後の小さな塵ひとつが、

             すーっと、音もなく散って

        それは、終わった。

 

  暖かい風が吹く頃、
 忘れていた、気づきや、楽しみを、

    再び、きみは見つけて、

 シミひとつない真っ青な大空を見上げて、
      両手を広げる。

           そして、掴む。空を全部奪う。

   

   笑っていて。
    きみ。
    
         笑顔でいて。
   
  
 

 
       バイ  
          バイ。

   

          さよなら、

              僕の最後の恋人。

       

  
         彼は、きみの想像していたように
          きみの別れの言葉の最後の希望も裏切った。

      

 
               彼は、戻れない。
           二度としないと誓ったはずなのに。
       

        行ってしまった。

         
             

 
      本当にダメな人だ。
        自分でも吐き気がする。
       

Nov 18 2012 06:36:03
死ぬのは痛いかも知れない。
でも、ナイフを手にとって、まだ新しい波紋さえない
刃に映る自分の目はもう死んでいるように見える。
そのナイフを首筋にはわせてみる。
軽く引くと三センチの赤いラインが出来た。
心臓と頸動脈、切ったらどっちが痛い、
どうでもいい、もう朝だ。
夜は今日も来るんだし、
時間もまだ残ってる。

おはよう

天使と悪魔の調べ。

May19 2008 20:03:18

古い言葉も
未来の言葉も

全部、きみにあげる。
だから、だから、だから、だから、

その代償に、
きみの命をもらうよ。

悪いね●●、

おまえだけは、
どんなに苦しませたとしても、

一緒に連れて行くよ。
せかいのはてへ。

憂凪の黄昏まで。

    、、と彼は囁いた。

blog_5 - 13

シベリア、マラケシュ、せかいのはて。

May19 2008 16:44:04

何が欲しい?

赤色、黄色、橙色、青色、紫?
遊んで欲しいのは、
だあれだ。

闇夜に紛れて、泳いでいこうよ。
どこまでも、シベリア、マラケシュ、サハラ。

待っているんだよ。
ずっと。

いいから、おいで。
ここへ。
おいで。

忘れたくないなら、おいで。
記憶にとどめて。

時間を超えてみせて。

この心と言われるものの、存在を証明してみせて。
いつか、

(眠れない二人は24時間ずっと泳いでた。あれは、)

蝉が鳴いていたね。
病院で僕の目が覚めた時、振り向いたきみがくれたあれは、絶対に見えない、透明な笑顔。
あれをもう一度、僕にくれないか?

一緒に病室で眠ったあの日忘れないよ。ずっと。

longer than eternity
longer than eternity
longer than eternity

blog_5 - 12