冬の雨は冷たくて。


君が落とす水滴を眺めながら、
君の笑顔を思う。
君の泣き声が聞こえる。
もうそんな時間かい?

夜眠る前に起こる感傷を
この世の果てにしてはいけないよ。

それらの大抵は
いつも神様のくれた偶然。
そんな君のために、夜は輝くんだ。

君が選ぶ道はいつも正しくて、
君の涙を奪うためのものじゃない。

儚く消えていく命には、全て理由があって、
この世界を作る接点のようなもの。

だから、どうか、もう悲しまないで、
三角座が見える夜が笑うよ。
その隣に、小さな薔薇の花を置いて。

冬の雨は冷たくて
だから、濡れて歩かないで
しっかりと傘を差して歩いて。

儚く消えていく命は、全てデジャヴ。
この世界の海に広がる青空。

海に映る君の涙は大海に溶けて薄れていく。
誰にも渡すことの出来ないその悲しみを、どうか、、

嘘でいいから、
君が泣いた現実を消去しよう。
消された真実は、涙の海に帰そう。
途中で寄り道をして、
君にチョコレートを買ってあげる。

口の中を満たす甘さは
まだ今の君には苦いかもしれない。
だけど、忘れないで、
その苦さをかつて、君は甘いと言ったんだ。

だから、君に灯りをあげよう。

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投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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