君が落とす水滴を眺めながら、
君の笑顔を思う。
君の泣き声が聞こえる。
もうそんな時間かい?
夜眠る前に起こる感傷を
この世の果てにしてはいけないよ。
それらの大抵は
いつも神様のくれた偶然。
そんな君のために、夜は輝くんだ。
君が選ぶ道はいつも正しくて、
君の涙を奪うためのものじゃない。
儚く消えていく命には、全て理由があって、
この世界を作る接点のようなもの。
だから、どうか、もう悲しまないで、
三角座が見える夜が笑うよ。
その隣に、小さな薔薇の花を置いて。
冬の雨は冷たくて
だから、濡れて歩かないで
しっかりと傘を差して歩いて。
儚く消えていく命は、全てデジャヴ。
この世界の海に広がる青空。
海に映る君の涙は大海に溶けて薄れていく。
誰にも渡すことの出来ないその悲しみを、どうか、、
嘘でいいから、
君が泣いた現実を消去しよう。
消された真実は、涙の海に帰そう。
途中で寄り道をして、
君にチョコレートを買ってあげる。
口の中を満たす甘さは
まだ今の君には苦いかもしれない。
だけど、忘れないで、
その苦さをかつて、君は甘いと言ったんだ。
だから、君に灯りをあげよう。