夏葬。(かそう)

blog - 06

 

 

もう9月になろうとしてる。
まだ6月だと思っていたのに。

雨なんて降っていないのに。

たぶん、外へ出れば
空は真っ青で
日差しがシャツを通り越して
肌を焼く。

この部屋には縁のない光景。
秒で割った年月のラインは
遠くなっていきながら、

天使の息づかいは
だんだんとゆっくりになって
(それだって、夢だ。)
恐怖とはまだ呼べない焦燥が
八つ裂きにされた
天国の一番下にある階段の終わりの上に
爪痕を刻んでいる。
(それは、なにかの記念かい?)

終わりは近づいてくる。
いつだってそうさ。
何事にも始まりがあれば
終わりがあって
どこかの神様が
また、繰り返すエピソードを探すのさ。

(空虚の宮殿で?)

神様に悪口を言ってはいけない。
誰も見上げてはいけない。
心から信じていれば

あの人は
きちんと殺してくれる。

だから、
あなたがしなければいけないことは
自分で望む一番理想の死に方を探すことで

美しく綺麗になんて、
わがままを言っていないで
(なら、あの時にピストルで撃ち抜かれていれば良かったんだ。)
死ぬときに着る衣装や、
部屋の散らかり方や
記憶のレイアウト。

(ブレーカをおとしておくとかね。)

死んだあとのことなんて考える必要はないんだよ。
何も感じていないんだからさ。

暑いとか寒いとかも関係ないし。
(だから、衣装だって季節を考える必要はないのよ。)

時間的に言えば、
あと、12,960,000秒くらいあるんだから。
千年くらい生きたかった?

(百万年。)

ばかみたいに空を見上げていないで
もうそろそろ冷たくなる風に
あたまでも冷やしてもらって、
真剣に考えてみることね。

(夢はあった?)

あったよ。
(叶った?)

いくつか叶ったよ。
(上出来じゃない。
ひとつだって叶わないこともあるのに。
もう満足して、真剣に考えて。)

真っ赤な糸を
どこかで切らないといけないや。

切っておかないと涙がでるから。

夏が終わる。
君が終わる。
季節が変わる。
9月になればわかる。

冬が来れば気づく。

たんたんとした夕方を見ているような
温かい風景を感じながら、
一瞬振り返った、そのとき。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶望に。

 

 

 

 

投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

コメントを残す