コンティニュイティ・ダイ・ストロベリー

此処では今日も雨が降っている。
(雨が濡らすのは翻るドレスではない。)
雨が濡らすのは絶望と不幸から逃れられない、
宇宙の真理を追いかける愚者だ。
生まれたことに意味はない。
生きたことにも意味はない。
生まれてから知覚してきた全ての記憶を消して
人は死んでいくのだ。
意味を作っても、それは本質ではない。
生命ははあるべくして存在する。
存在の意味を問うても
いつか死んでしまう仕組みで
構築された経験した記憶も何もかもが
死ぬと消えてしまう。
この事実を知った日、自分がこの世界で生きた意味が何処かにあると祈った。
けれど、この宇宙全体の法則などには
人の持つ希望や願いなどは一切入る余地がない。
だから、僕には、本当はなにも見えていない。
特殊な仕組みで構築された微分、積分で解答される自己の完全な成り立ちを知るために
耳を切って狂うしかなかった。
そこはね、いつも痛みが降っているんだ。
とても細い線のような鉄の雨が降っている。
空からではない。
僕と僕以外を隔てる空間から降ってくる。
針に突き刺されながら痛みが増していく、これが命のせいなんだと僕は涙を流して痛みに耐えている。
血の雨に塗られながら、僕ははっと思い出す。
生きることが死ぬことなのだと。
それを思い出せるから
僕はこの無の世界で生きていける。
神様が僕を殺すまで。
ずっと待ってるんだよ。
いつも、いつでも、あと何秒だろう?
あと何日だろう?

神様 、
早く僕を殺しに来て、
そして、
この世界を完全に終わらせて。

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投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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