成層圏のエイプリルフール。

愛せ。汝が闇より出でよ。愛せ。これわが永久に変わらざる思いなり、
頼りなき哀れなる魂よ、われを汝愛すべく、われことさらにここに残りぬ!

Paul Marie Verlaine / Iil faut m’aimer

朝は静かにおとずれる待ち人のたった一人もいない高度1万キロメートルの成層圏から。
光の線が朝5時を知らせながら眠りにつけないでいる存在しないゼロの魂をなだめている。
冷えた空気の中から存在しないゼロの魂が熱を放射して命の等価交換が行われている。
悲しみが真実をゆがめているんだ!
みんな! 気づいて! ここは宇宙!
とても広大な世界のほんの一部なんだよ!
そして、もう1秒前にさえも戻れない冷たい世界なんだ。
僕はここでずっと夢を見ていただけなのかもしれないし、
夢を見ているのは僕じゃない誰かかもしれないんだ。
何が真実か本当か知りたければ、今すぐ首筋にナイフを突き立てて一気に振り下ろすしかないんだよ!
何が本当で何が嘘なのか僕にはもうわからないから死ぬしかないんだ。
ああでもそれでいいね、夢なら目が覚めるだけだし、時間もない暗闇に飲み込まれたなら、それが真実だったってことさ。
それを知るのは僕じゃない。
それを知るのは今ここにいる人すべて、
きみやきみやあなたやきみやきみ!
ここにいるみんな、真実を知ることができるのは僕じゃない。
これを眺めているすべてのきみの目だ。

今日はエイプリルフールですね。
またひとつ年をとりました。
僕はもうこの世界にはいませんが
どうぞこの夢のような意味のない世界の構造を支配して
きみは笑っていてください。
最後に笑ったのはやっぱりきみでしたね。
よかった。
これでいいよ。
さよなら、ばか、愛してる、ずっと、永遠に・・・

Y

有難う

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投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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