さよならのこと。3

私、12月って大嫌いなの。
街中を埋め尽くすイルミネーションは私の憂鬱を加速させるし
大きく飾られたツリーは私を罰するための磷付の十字架にしか見えない。
大気は透明度を増して空を更に青くするし(私は青が大嫌い。)、
北から吹く風は百戦錬磨の殺し屋のように私の頬だけを刺してくる。
街を歩く人の顔は大抵がほころんでいて両脇に大きな荷物を抱えている。
百貨店には世界中から集めてきたんじゃないかと思うくらい大量のクリスマスカードが並んでいて、
それを買い求める客が列をなして品定めしている。
みんなが浮れている、楽しんでいる、喜んでいる、幸せそうな顔をして。
私の憂鬱は更に加速する。
フラワーショップの入り口に咲いた大きな赤い葉を広げたポインセチアが死刑判決を下す裁判官のように私に問いかける。

「あなたはどうして死なないの。」

答える必要なんてない。
私はさよならなんだから。
赤なんて嫌い。
緑も嫌い。
クリスマスが大嫌い。
サンタクロースが嫌い。
クリスマスが私を悲しく辛くさせる。
早く終わってよ!!
もう来ないでよ!!!
あぁ!クスリがきれちゃった・・いたいよ。辛いよーーーーー。
死にたい!
ねぇ、だれかクスリ持ってない。
だれかねぇちょうだい。
おねがいだからちょうだい。
もうわるいことしないからちょうだい!
どうしてわたしだけ・・・
いつも・・ねぇ
だれかあちょうだい・・
おねが・・い・
ちょうだい・・
くるしい・よ・・
じゃあ!もう死なせてよー!!
こんな辛いのやだよー!
もうしなせて・・
ころし・・てよ・・

公式ブログ用フォト - 1 / 1 (10)

投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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