虚無は13番目に殺し合う。

手についた血を洗い落とす。
何時間洗い続けても消えない血を、ジンロウは何度も何度も手の皮が擦り剥けるまで洗い続けた。
手のひらの血が自分の血だと気づかないままジンロウは何時間も洗い続けている。

俺は血が好きだからな。いいんだよ。
俺はこの時間が大好きだぜ。

独特の金属のサビの様な匂い、黒くて赤くてねっとりと温かい血だけがジンロウの好物。
プロトコルナンバーズ13、ジンロウ。
永遠や虚ろ、語り、他のナンバーズとジンロウは全く違う異質なもの。
他のナンバーズは宿主から意思を持って生まれ各個人の人格を持っている。
ジンロウだけは女王闇によって人為的に作られた個性を持たない個性。
ジンロウという人格は疑似人格であり、人を模倣しているだけで人ではない。
ジンロウに備わっている行動原理は2つだけ。
女王闇に従うということ。
邪悪であるということ。
女王闇の後始末をするために作り出された唯一魂のないナンバーズ。

ジンロウ、あとは頼んだぞ。

姉様、まかせろよ。
全員ぶっ殺す。
死んでるやつもぶっ殺す。
死ね、ほら、死ねよ、ふふん。
楽しいぜ。
なに生きてんだ。
死ね。
俺の前で生きてていいのは姉様だけだ。
だから、お前ら全員死ね。

血が大好きで、
殺しが大好きで、
姉様が大好きなジンロウ。
本当は存在しないジンロウ。
そんなジンロウが女王闇に何度もいう言葉、
「姉様が大好きだぜ俺は。」。
魂のないジンロウ。

ジンロウ、私はお前のことが大嫌いだ。

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投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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