死ぬために僕がしたこと。ver.9

18, Mar, 2218, 09;10:27

風が凪いでいる。
時おり激しくジャケットの裾を引きちぎろうとする。
からだが持っていかれそうになる。
僕はいま、超高層ビルの屋上にいる。
普通は入れない。
だから僕はここで掃除のアルバイトをしたんだ。
ここの鍵を手に入れるために。

綾菜、見てる?
やっとここまできたよ。
お待たせ。
今から行くよ。

この手を離せば世界が終わり。
あとは
生きてたい人たちだけで
新しい世界を作ってよ。
僕のいない世界を。

皆バカみたいにいつも笑ってるけど
それを真似するのが本当に辛かったんだよ。
本当ばっかみたいだね。
高所恐怖症なのにね。
あれこれ死に方考えたけど
一番効率がいいのはこのやり方だったんだ。
最後に君に電話しようとしてやめた。
風の音が五月蝿くて話せないって、
それに話すこともなかったし。
もういいよね。
もう手が疲れた。

さあ行こう、綾菜。
世界の終わりが待ってる。

本当に、いいよねこれで。
I died in the end of the world.

公式ブログ用フォト - 1 / 1

投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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