死ぬために僕がしたこと。ver.5

2, Jun, 2221, 02:42:08

僕は14歳で初恋をした。
何か月付き合ったっけ。最期は酷い終わり方だった。
別れた次の日、彼女は手首を切って自殺した。
それが僕の最初で最後の恋愛。
葬式には行かなかった。

不意に思い出したきみとの別離を
円筒形のホログラフィックで目の前に浮かべて瞼を2回素早く閉じると、
ホログラフィックの表面を6480時間分の記憶イメージときみの声が一瞬で全てを埋め尽くしていった。
そしてそれは徐々に円筒形ではなくなりDNAの様なスパイラルを描いて
連なり重なってレイヤードされて独自のネットワークを築きあげると
全ての記憶イメージと全てのきみの声を3ナノセコンドでひとつのAIに収束させた。
AIは記憶イメージの連続的な連なりからきみを解析すると
スパイラル状のホログラフィックを解体し、きみの姿を再構成した。(2, Jun, 2213, 02:42:12)
きみの姿をまとったAIはきみの記憶イメージから作られた。
つまり、ホログラフィックのきみの思考はきみを限りなく精密に模倣する。
だから、このとき、きみが僕に言った言葉は全部きみの言葉、

「どうして、別れたの? どうして。
ここは全部真っ白で何も見えないんだよ。
きみは何時来てくれるの?
私もう少し生きていたかったよ。
でも、辛かったの。
私きみのことが大好きだったんだよ。
きみは私のこと好きじゃなかった?
どうして付き合ったの?
きみが犯した罪の殆どは私が許してあげる。
でも、あの日のことだけは絶対に許さないよ。
私の手を離したあの日のこと。
あれだけは絶対に許さない。
許さないから。
早くおいで。

罰をあげるから。

(わたしあなたのことほんとうはだいっきらいだったんだよどうしてきづいてくれなかったのもしもあなたがわたしのほんとうのきもちにきづいていたらきっとわたししんだりしなかったのにあなたってぜんぜんわたしのことわかってなかったんだよわたしがきみのことあいしてるっていったからそれをしんじていたんでしょあいしてるなんてわたしへいきでうそでいえるんだよだからわたししんだことほんとうにこうかいしてるあなたさえいなかったらわたししぬことなんてしなかったよあなたってあいしてるっていったらかんたんにしんじるんだもんわたしばかみたいじゃないあいしてるなんてなんかいもいったけどぜんぶうそなんだからねしんじられないよほんとうにもうあいしてるってなんかいもセックスしたけどわたしあなたのことはじめからだいきらいだったわたしばかだからときどきおかしなことするんだよそれはわたしがわるいことだけどあなただってあいしてるってことばをかんたんにしんじるなんてどうかしてるとおもうよでもごかいしないでねわたしだれにでもあいしてるってうそつくわけじゃないのわたしがあいしてるっていったらそれはほんとうにあいしてるからなのあなただけなのあなたにだけうそついたのだってあなたあいしてるっていってほしいきもちがみえみえなんだもんなんかわたしそれであなたがかわいそうになってあいしてるってうそついたんだよけっきょくあなたがあいをもとめすぎたからわたしがしぬことになったんだからねほんとうにわたしあなたなんてだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいあいしてるなんてぜんぶうそあなたなんてだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらいだいきらい)

そのあと僕はアカシックレコードで「ジョゼと虎と魚たち」を観た。

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投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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