線路と空白と猫、とあなた。

7th/December/2006/0:12
線路と空白と猫。

猫がいた。

きらきら光った音と
聞き取れない言葉が詰まった猫。

挨拶を交わす。
あれはメートル法では計れない。

長い舌が印象的で
それなのに舌足らずな声で話しかけてくる。

(教えようか? それとも食ってやろうか?)

あたまのなかに猫がいて
時々話しかけてくる。

それはニャ―ではなくて
ひとりごとみたいな問い掛け。

  涙の絵を描けよ。
    (空の絵を描けよ。)

同じ夜が訪れて、
同じ音を奏でながら、ふたりで笑いあえるなら
猫は踊る。

2本の指だけが欠けている。
それでも残った爪で、レセプターを引っ掻く。
起こす。

(きみを?)
  長すぎるかな?

振動が激しくて夢から覚める。
階段を降りると自分と出会う。
擦れ違う。

猫が食べている。

神経繊維を引っ掻きながら
それで僕はまた道に迷う。

この猫さえいなければいいと思う。

猫は笑った。
あたまのなかに響く。

笑いながら猫が踊る。
  (そこから先の描写はカット。)

反転する。
      僕が猫になり猫が僕になる。

熱くてたまらない。
12月の真夜中なのに。

発火しているシナプスを見る。

とても美しい夢。
繊維が絡み合って光る。

大切だったけれど
消えて、失くなるまで発火を見届ける。

散ってしまう火花と記憶。

僕は猫になり
猫は僕になり、

闇は夢になり、涙は海になり
憂鬱は記憶になり、記憶は火花になって散る。

(ああそれにしても熱い)

見えない階段を降りたり
昇ったり

爪を磨いたり踊ったり…
繰り返すのさ。

このエピソードを。

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26th/February/2015/19:51

ラララ、私はあなたを赦す。
ラララ、私はあなたを殺す。

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投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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