見えない雨。

18th/November/2006/19:02
雨と海。

空気が抜かれていく。
スーという音が聞こえる。

見えない海が満ちていて
見えない波が押し寄せている。

消えてしまった泡の粒が
空に浮かんで見えた。

満ちて押し寄せて
流されていて、ハサミに挟まれて

真っ二つにされてしまった。

泡の粒は空で割れて、降ってくる。

(なにが?)

見えない雨が降ってきて
見えない海を満たしていく。

満ちていく。
        溢れていく。

//////////

25th/February/2015/18:19

見えない雨に降られて僕の形は消えていく。
さっきまで僕だった手のひらが今は見えなくなった。
少しずつ僕は僕を失っていずれ全部消える。
見えない僕を誰も見ることが出来ない。
悲しみと一緒。
形の無いものを見ることが出来ない。
だから僕はイメージで生きる。
想像の中で生きる。
思ってみて、一人部屋の中できみを見ている僕を。
僕はその想像の中でしかもう生きていくことが出来ない。
形の無い人全部がそうだ。
もう会えない人には想像の中でしか会えない。
それでももうこの世界にいない人にも会えると云うこの仕組みは素晴らしい。
きみはもういない。
でも想像の中で会える。
僕はもういない。
でも想像の中で会える。
きみも僕ももうこの世界にいない。
誰もいない。
音も光も消える。

blog_5 - 162

投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

コメントを残す