私のいない私の世界で私の願いを叶える世界。

3rd/October/2006/23:22
木蓮伯爵の季節。

憂鬱なうたばかり作って、
気がつけば泣いている。
そんな羊がいた。
羊は革をはがれ、いまは遠い海の向こうへ流れていった。
けれど、僕はそんな羊がうらやましい。
自分の感情を表現する事ができる羊が。
僕はいつか元に戻れるだろうか?
階段を降りたり上ったりしながら考える。
そもそも元ってなんだったろう。
ひそひそ声が聴こえる。
うわさ話が聴こえる。
もうすぐ終わるだろうって。噂している。
けれど、終わらない。
通りすがりの太った兄弟に
僕の真実を占ってもらう。
兄は語らない。
弟が語る。
弟が語ることばは、普通にはわからない言葉。
僕の待つ時間は永遠より長いでしょうか?
弟は飽きてしまって答えない。
お菓子がなくなってしまった。
弟はもう答えない。
兄は行ってしまう。
弟も後を追って歩く。
僕は取り残される。
僕は自分の魂の中にだけでしか生きられない。
(きみになりたい。)
散ってしまって、華は木蓮で香りが辺り一面に漂っている。
また、この季節だ。
木蓮伯爵が現れる。
木蓮伯爵、僕を連れて行って。
僕をここから、どこでもいいから。

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5th/February/2015/17:38

言葉が宙に舞ってひらひらと漂っている。
言葉にはそれぞれ重みがあり、属性によって重さが異なる。
悲しい言葉はその中でも特に軽い種類に属している。
僕はそれを利用して悲しい言葉だけを選別する。
宙に投げて言葉が舞ったら、少し時間を置く。
重い言葉が落ちていき悲しい言葉だけが宙に漂う。
それを僕は掬う。
掬った言葉を悲しい順に並べて僕は悲しい物語を作る。
(私のいない私の世界で私の願いを叶える世界。)
きみはそれを読んで泣いているんだよ。
僕は悲しい世界に置き去りにされた。
それは本当に悲しい願いだけを叶える世界で、簡単に僕が死ねる理由を用意する。
(それが、世界の果て。)
僕は死にたかったからそれでいい。
僕はその世界で何回も死んだ。
本当に死んだことはないけど頭の中では何千回も死んでるんだ。
人が本当に死ねるのは一度だけだからね。

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投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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