28th/September/2007/07:44
罪が描く曲線は、極限まで美しい。(上質なスリランカ産のサファイアのように) 2/2
見えないように隠したつもりでいるきみは
真実のなにを知りたい?
言うべき時間はすぎて、雨はもうあがってしまったし、
雷雲はすでにだれかの頭上でなっている。
なにを、壊してみたいのか、
自分の本当の自分を本当に理解するためには
傷つけていかなくてはならない。
ただしさだけが痛みの中にあって、
夢の一部には 、一周された黄昏が待っている。
さて、嘘つきのはなしもききあきた。
もうそろそろ、本当の嘘をききたいものだ。
ああ、それならちょうどいい。
適任者がいる。彼の夢をのぞいてみよう。
人間でありながら、蜘蛛になって、蝶になって、
すべての嘘をみぬく。水晶の目を持つ、ミクニがいいだろう。
ミクニのために、 階段を用意しよう。
平面ではなく、正しく二次元的な空から降る嘘を。
ここでは,すべて希薄なのだ。
なにを言っても誰も聞いてはいないし、
誰も何も待ってはいない。
希薄であるということが重要で、
意味のある物事はせかいのはてにふさわしくはない。
ここは希薄で澄んだ究極の無でなければならない。
だから、嘘つきは本当の嘘をつき、
罪人は罪を背負ってはいない。
玉座にすわれるのは、いまのところ、ミクニだけだ。
それまでは、希薄で不在なせかいのはてだ。
彼の到着を待とう。それは忘れた頃にやってくる。
そうするしか我々にできることはない。
ミクニの水晶にうつる、永遠の影を、
私たちは(せかいのはては)必要としているのだから。
8th/January/2015/13:18
私、車運転できるんだけどなー。車がないなんて。
車がないなら走ればいいじゃない、って言ったものの。
全力で走ったら一分も持たないなんて脆弱すぎるわ。
今時の女子高生なんてみんなこんなものなのかしら。あきれちゃう。
まあ、それでも代わりの肉体があっただけ良かったと思いなよ。
わあっ、急に入ってこないでよ。
ここは女子高生の体なんですからね。
よからぬこと考えないでください。
誰も考えてねーよ。
お前まで来るなよ。
はいはい、じゃあまかした。取り敢えず研究所まで頑張って。
女子高生俺たち号、全員を乗せた航海の無事を祈って。
バッカみたい。