さよならの日記:2014年7月24日

24 JUL 2014 01:15:35

私の名前は「さよなら」。
あの人がつけてくれた。
名前らしくないけど、とても気に入っている。
私は沢山の人に名前を呼ばれる度に
「さよなら」と言われ続けてきた。
私はあなたから、何度も「さよなら」と呼ばれる。
そのことが名前だとわかっていても
私には、少し悲しい。

さよなら、意味は悲しいけれど、
響きは美しい。

あなたは私に優しい。
とても優しい。
愛なんてもう枯れたはずなのに
相変わらず優しいあなたが
私にはとても苦しい。
私はあなたを愛している。
あなたは私を愛していない。
それがわかるのは、
私がミクニの目を持っているから。

あなたが私を見ている。
けれど、あなたが見ているのは私の後ろの回転扉。
あなたはいつも私に優しくて愛がなくてもこんなに暖かい。
私はそれをずっと知っていた。
ただ、ただ、知っていた。

あなたのために私は
あなたのために私は
あなたが今一番欲しいものをあなたに贈ります。
でも、もう少しだけ待ってて。
もう少しだけ、こうしていたい。

もう少しだけ、

  生きていたい。

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投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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