No Happy Birth time

NC5 day, 00:00:00

アイコンタクトモバイルが投影する宙に浮かぶ二次元スタイル表示のデジタル時計が、丁度、day,00:00:00に変わった瞬間、メール受信を示す着信バイヴで左耳たぶが小さく3回震えた。目の前にはメール受信を示すアイコンがひらひらと浮かんでいる。それは数秒くるくると目の前を旋回しながら少しずつ闇に消えた。四月一日四季の右目前に5ミリ程のクラシックな3Dモデリングスタイルの球体が1秒おきにエモートしている。浮かぶ球体を数秒睨みながら、右手をあげて人差し指で座標をクリック。急に目の前が鮮やかに輝き出す。”Message to My Dear SHIKI.”が丸みがかった幼稚なフォントで浮かび上がった。素早く2回まばたきすると。メッセージは細かくパラバラになって闇に消えた。そのあと、暗い足下から3Tピクセルの3Dサウンド付きの花火が9発上がったが、四月一日四季はもうそれを見てはいない。金をかけた子供だまし、タイマーメールと明らかにわかるタイミング。四月一日四季は「本当にわかってないなあ。こんな手の込んだ3Dメールをあの人が作れるわけがない。僕のプロトコルも読めないくせに。」そう言うと、メールに添付された電子小切手を展開。金額だけ確認して、(”5,000,000,000,000en” )右目に映るリスト表示されたブックマークの中から、チューリヒの指定バンクへアクセス。全額、円で換金すると、インドのAAA級の割と綺麗な湖ともう使われていない大西洋を横断している海底パイプラインを無償で解体するという名目で手に入れ、それを温暖化で水不足が深刻だったアフリカの小さな国に即時、使用可能な状態で海底パイプラインをつけるという条件で、買った金額の10倍で売った。さらに幾度か取り引きを繰り返し一時間足らずで元金の数百倍に増やした。最終的にそれは36個の人工衛星になった。「まあまあかな」と呟いて、満足したように目を閉じると、スクリーンブラウザが透過して終了した。

day,01:01:20、”delete message”。

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投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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