レイヤード・マテリアル。

Nov 25 2005 03:25:13
 
何かが 転がっている音がしている。
転がっている音が 転がっている。
転がっている音が 鳴っている。
鳴っている。なにかが キーンと張りつめた音を鳴らす。

下から上に 上から中くらいへ
中くらいから 下へ
音が 転がっている。
転がっている音が サイレンの上に重なる。
重なって 一緒になって よろけている。
よろけながら 夢を見ていると思いながら
鳴っている。

いつか どこでもないどこかで
どこにもない どこかで
どこまで行っても砂浜の連続で
真っ白で 砂に埋もれる足を 気にせずに
どこまでも 歩いて 海の音が鳴っていることにも気づかずに
ただ 砂が崩れる音だけを聞きながら
砂の一粒まで 足の指で感じられるくらい
感覚を鋭くしたら その音が聞こえると思う?

いつか キーンと張りつめて 冷たいのか熱いのか
わからないような鋭くとがった 針の上にいて
それ自体が 夢であればいいと強く願うような 涙があふれる空間で
目の前にぶら下がった 原子のように 細い線が
景色を分割していて
ひとつひとつ分割された空間というか 平面に投影された現実に
(といっても過去の記憶の
それが 折りたたまれて しまわれる。
(どこへ?
上と下に分割された画面のような枠組みには それと知らないうちに 
忘れていたから という言い訳が 記録されていて

やっと ここまで来たよという顔の君たちがうれしそうに
笑っている。(それも過去)
そもそもここまで どうやって来たのか知りたいと思う。
自分あてに手紙を書いても 自分で受け取って
誰が書いてきたのかを忘れてしまう。
自分と自分で手紙を交換しあっている。
朝まで こうして 何かを書いているような気がしながら
ただ 何かを待っている。
本当はなにも待っていない。
むしろ 待っていてほしい。もう少し時間を止めて待っていてほしい。
どこかの誰かが どこでもないどこかで永遠に誰かを待っているように
時間が止まるのだから 待つという感覚もないけれど
それでも 悠久の時間を使って 誰もが 止まっているうちに
ぼくは ぜったいに どこまでも 遠くへ行きたい

blog_5 - 28

投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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