点滅。

Mar 23 2007 11:54:51

点滅しているカーソルを見てた。
でも実際に僕の目に見えていたのは 表情を失った後ろ姿。
(あの日バスを待つ僕を追い越していったきみの背中を僕はずっと見ていた。振り返るだろうか、何を思っているのだろうか、僕は悲しくも嬉しくもなくそれほど興味もない答えを探しながらその小さな背中が人混みに消えていくまで見ていた。)
思い出したようにディスプレイがスクリーンセイバーに変わる。
マウスをクリックしてカーソルに戻る。
キーボードをタイプする。
これは記憶じゃない。
記録。

ひとつずつタイプする。
点滅し続けるカーソルを目で追いながら
整理して
自分を片付ける。

僕は忘れてしまうから、
記録して安心する。
記録しなければ5分前さえ思い出せない。

前は世界の果てで
ゆっくりとなくしていった。(なにを?)すべてを。
今は違う。

すべて忘れてしまう。
記憶できない。
なくしたすべてと忘れたすべて、
きちんとタイプして全部ファイルしたら、
永遠にさよならだよ。

  (悲しくても寂しくてもそれは仕方ないんだよ。)

チカチカと点滅する僕が今日も明日をタイプする。

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投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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