Aug 23 2006 14:57:27
羊のこと。(曖昧な理由。)
いつのまにか
羊と夢がごちゃまぜになってきている。
そういうことは誰にでもありますから
心配ありません。と先生は言うが
僕にはたまらなく不快でならない。
気持ち悪くてしかたがない。
いつも先生は心配いらないと言う。
いつか 僕が自分の首を切り落として
先生に送りつけたときも先生は動じなかった。
ダンボール箱の中で
木クズの中に埋もれている僕を見て
なかなかシュールですね。と言った。
(シュール! 先生まさに目の前で起こっていることは全くの現実ですよ!)
先生はそれを見ても
誰にでもよくあることですから
心配ありません。と笑った。
(時間です。次の人どうぞ。)
とにかくぼくは境界を
作り直さなくてはいけない。
そうしなければ羊から溢れた夢が羊を満たし
夢から溢れた羊が夢を満たしてしまい
まるで境がない二つの大きな水たまりのように
端から見ると ひとつの水たまりなのに
同じ口で個別を言い合っている
道化のようになってしまう。
まず羊の定義から始めて
そのあとに夢を定義しよう。
境を分けるのはそれからだ。プツン