Nov 22 2006 08:32:47
次に名前をつけたのはチョコレート。
全然甘くない。
だけど似合ってる。
その細い線にゆっくり風を送る。
揺れる糸が愛しい。
(あれは自分自身の神経だから。)
クスリを送った。
大量に。
D2レセプターを壊したかった。
糸を切りたかった。
寒い冬が待てなかった。
夢やクリスマスが憎かった。
それで羊を数えた。
何頭もいた。
ゆっくり憂鬱に数えながら一頭ずつ
ちゃんと殺した。
血にまみれた。
それは現実ではなかったけど
夢でもなかった。
自分自身と細い糸のスパイラルにいた。
もうそこでは生きていけないと知っている。
だから途方にくれて
でも笑う。
願いは確か、叶ってる。
それは優しい温度のせいで
本当ではない。
それでも良かった。
なにもないよりは。