羊について。3

Dec 01 2005 20:41:38

彼はじっと 聞き入っているようだ
静けさを 遠い世界を…」
(リルケ)

羊のクビには切られることがわかっていて
あらかじめ 切り取り線が付いていた。
けれども 予想されることを嫌がって
切り取り線からズラして切られている。
けれどそれも予想されている。
線から少しズラして切り取られたクビは
最適なバランスだった。
なにもかもがあらかじめ用意されたし
失われるものはあらかじめ失われていた。
たくましい羊も華奢な羊も
みんないつかクビだけになって
種になる。
世界中に種がまかれたら
大量の光が必要になるけれど
光には限界があるから
ほとんどはクビのままだろう。
ひとつだけ許された自由は
上昇と下降で。
ただほとんどが上昇を選ぶために
みんな落ちていった。
上昇しきれば良かったのに
途中で立ち止まるからさ。
羊のことは似顔絵を描いたら
それで探してもらうことにしたよ。
誰に?)

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投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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