永遠の終わり。

3:30 AM
永遠(とわ)は夢を見ていた。
生きるという夢。
目が覚めたら死んでしまうから
永遠はずっと夢を見る。
夢の中で永遠は君と出逢ったり、
君と話したり、恋をする。
具体的なことは何も覚えていないけど
君の声と温度、
またね、と繰り返される言葉の群れと戯れていた。
永遠の名前の通り、
それは永遠に繰り返されるものだと
永遠はずっと思う。
それがやっと手にした楽園だと信じる。
永遠は一人きりの部屋で
二人を演じる。
僕が君で、君が僕だ。
愛してる。
ずっと、愛してる。
永遠は夢の中で
一瞬の永遠を手に入れた。
それはとても淋しいものだったけれど
永遠にとって一番大切な思い出で
君の名前が刻まれた銀色のブレスレットと共に
常に永遠の腕に刻まれた。
いつか永遠に朝が来て永遠の夢が覚めるときが来ても
腕に刻まれたブレスレットがあるから
永遠は笑って死んでいける。
夢は夢で
永遠にとっては生きることだったけれど
本当は永遠も知っている。
生きるが夢なら、
目覚めは死だということ。

君に届くかな。
僕の声。
愛してる。
ずっと、愛してる。
永遠に。

透明なカプセルを三つ飲み込んで
最後の煙草に火を付けたら
紫の煙が朝焼けに涙を描いた。

永遠はソファにもたれて
眠った。
永遠に眠った。

朝が来て、
世界は滅んだ。
永遠の世界は滅んだ。

3:51 AM

blog_2 - 248

投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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