Report 2007.Apr 7 21:07

blog_2 - 221

夜になると聞こえてくる風の音や
空気の振動のようなもの、
全てが息づいていることの現象の仕草や
不確かな明日の光さえ
楽しげな気持ちにさせてくれることを
忘れていたのは
誰かになりきれない
自分がいることの気持ち悪さや
恐れやその他の時間的制限の仕業に他ならなかった。
こうしてそれを
今思い出したように
書き始めた自分がいることさえも
現象の仕草を不安がらせた。
笑うことはそれほど難しいことではなかったけれど
かんたんに済ませられるほど
優しいことでもなかった。
それは眠りの間に夢みるというほどに浅く
深い所では記憶が無いというように
高性能なコンピューターでも容量不足で計算できなかったし、
人間というデバイスを用いてさえも
笑うという事実を鮮明にすることが出来なかったから。
けれど、それが日常において自分の全てに影響するかというと
そういうわけでもなかった。
クスリの効果なしでもそれは無視出来る程度の
ブレでしかなかった。

ー後述日誌ー
彼の心を安定させる上で
確実に影響を与える要素だけを
私たちはモニターした。
しかし、そのブレのような感情くらいしか
彼の感情の起伏はモニターできず
そのことに我々は注視せざるをえなかった。
誰かが見ている。と彼はいつも言った。
誰が?と聞いても彼には誰なのかさえ誰という対象が
なんなのかさえ理解出来ていないようだった。
何度目かの覚醒で彼は人格を交替した。
唯一そのときだけ感情の変化があったが
自分の名前を名乗るだけの
単調な人格だった。
語りとその人格は名乗った。
次の人格交替まで彼は名乗り続けた。
僕は語り。
僕は語り。
僕は語り。
僕は語り。
僕は、か、た、り。
我々は誰をモニターしているのだろうか?
そもそも我々とは誰なのか?

プツン。

投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

コメントを残す