同じ粒子で囁いた僕は夕暮れ。

いつのまにか千年が過ぎて
同じ方向に光を放つ瞳が嘘をついた
昨日と同じように見つめていたはずの心が
本当に見つめていたのはもう過ぎていった時間から
不可逆性を取り除いた空想の僕
つまり君はタイムマシンにのって僕に会いにきた
もういない僕の名前を呼ぶ君は
呼びながら ふと思う
*** あなたは誰
私は
私が誰を呼んでいるのか知らない

君は僕を知らず
その空想遊びを使って
タイムマシンにのってここにやってきた
だけど君は知らない
僕の本当の名前を知らない
僕はいない
だから知るわけが無い
存在しないものを思い出せない
世界の成り立ちが突然始まった宇宙だとしても
存在しなかったものを記録していないものを
誰も知ることはできない
君が一生懸命に思い出そうとしているその人は
僕で置き換えられた存在すらしなかった空想
僕の名前を知っているなら呼んでごらん
君は立ち止まって振り返って
僕のいた場所を眺めてる
だけどもうそこにはいない僕を
いくら見つめても
蜃気楼でさえない僕は永遠に見えない
僕は一度だって
この世界に生きたことはない
君が見た僕の欠片は
いつか僕と同じ方向に光を放った誰か
過去から放った光が君を追い越していった一瞬
何か懐かしいものに触れたと感じた夕暮れのような
オレンジ色の光
それはいつか誰かが僕と同じ方向に放った光
僕は永遠にいない

 

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投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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