心罪/夢現 27

一番愛する人は誰です、謎の方よ、どうです?

父上、母上、姉さんそれとも弟さん?
 父も母も姉も弟もいないのです。
友達は?
 今おっしゃった言葉の意味は、今日が日まで、わからず仕舞いでいるのです。
お国は?
 どんな緯度にあるかも知りません。
美人は?
 女神か不死身の女であれば、進んで愛も献げましょうが。
金は?
 憎んでいます、あなたが神をお憎みのように。
ああ! では何を愛するのだ、世に稀なよそ人よ?
 ぼくが愛するのは雲です。
 あの流れてゆく雲……はるか彼方……はるか彼方のあのすばらしい雲なのです!
by Charles Pierre Baudelaire(Le Spleen de Paris)
雨がやむと生暖かい風が強く頬を叩いた。
雨は止んでもまだ気圧が低くて
頭も少し痛い。
時計を見るとまだ朝の4時で
昨夜に一件の連絡があったようだった。
不在通知が入っていた。
私の身体はもう自分のものでは無いような気がした。
それはどうしてかはわからないけれど
動けと言っても右手が直ぐに反応しないようなことだった。
私は身体より頭の方が思う速度が速いので
じれったくて仕方が無い。
そんな朝だった。
blog_2 - 054

投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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