失くした左手。

左手がなかった。
(君といつかつないだ左手。)
正確に言えば左手の温もりがなかった。

左手は死んでいるかのように1月の空気みたいに冷たかった。

指先を動かしてみる。
動かない。
(約束した小指。)

「赤い糸の先に輪廻があるのよ。」

いつからだろう。
僕は死を意識しはじめている。
少しずつ体が欠けていく気がする。

君は僕の左手しか握らなかった。
(私の左手は悪いことをする手だから右手をつないで。)
どういう意味だったんだろう。

僕の左手は今はない。
君が奪っていった。

いいよ、みんな僕から奪っていって。
何もかもあげる。
目も、足も、心臓もあげる。
あますことなくなく僕を持って行って。

僕を忘れて。

そういう死ならいいなって
ただそう思った。今日、夢の中で。

投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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