羽化。

人は膨大な情報を解析していきる生き物。
ゆらぎなくしてはあれだけの情報を取り扱うことはできない。

人の心ほど不安定なものはない。
それは嬉しいことでも悲しいことでもなく、
ただそういう性質を持っているというだけのこと。

明日僕が君を忘れたらどうする?
君との記憶をすっかり全部忘れてしまったら君はどう感じる?

昨日君が僕を忘れたことと一緒だよ。
君はもう僕を覚えてはいない。
覚えていない人を忘れることは出来ないね。

君は常に忘れられていく立場の人間らしい。
忘れられるのは辛いかい?

別に。
なんかどうでもいいやって。
好きにすればって感じ。

(窓閉めて。少し寒い。)

人は嫌いかい?

、、、、、、、、、、

人は嫌いかい?

くだらない。

人は嫌いですか?

、、嫌い。

自分が外に出て行けるとしたら何かしたいことはある?

外にでたら、、薬作りたいな。いろんな薬。綺麗な薬。

博士の元に戻ってくれるってことかな?

うん。超ー楽しみーー。いっぱい試薬あるんだってねーー。

試薬だけじゃない。
研究のためのあらゆるものが揃ってる。

はやくいきたいなーー。
ねぇ何時行けるの?

ガフの部屋を今開けてるところだから
中が空になったらすぐに君に入ってもらう。

ねぇ前のってどうなるの?

処理される。

処理って、、、具体的にどうするの?

さぁ、準備できた。
やるよ、きなさい。

うん。

あれがガフの部屋?

そうだ。

なんかゲーム機みたい。球体なんだね。

さあ、どうぞ。
これはもう君のものだ。

うん。

ん、、、、、ん、あたまが痛い。
(慣れるまでの辛抱だよ。)
(目を開けてみて。)
ん、眩しい。光が痛い。
んんん、、、、ぼやけてる。
誰? 綺麗な人。
あの人誰?
(あの人? あれは鏡に写ってる君だよ。)
え、これが僕?

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投稿者:

暁、闇。 akatsukiyami

アンビエントサウンド、ヘヴィメタル、エレクトロニカ、ノイズなどに教会音楽などを組み合わせて作られる彼独特のサウンドは、ダークで重いマシンビート、繊細で妖艶な旋律、攻撃的なノイズで狂気と安寧、相反する二面性を表現する。オルタナティブ、ヘヴィメタル、ゴシック、インダストリアル、テクノ、エレクトロニカ、クラシック、様々な様式で構築されるコラージュスタイルのサウンドは、彼が考える架空の世界や架空の国の物語からインスパイアされた世界観からイメージされるコンセプトで作られる。彼にとって楽曲を作ることはその世界観から生まれる物語を表現すること。箱庭遊びのように。

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