グッド・バイ

NC2 day, 10:24:34

インドの王立アカデミーにわずか4歳で入学し、生命学、電子工学、遺伝子工学、脳生理学、物理学、量子力学、熱力学など、多岐にわたる分野で博士号を取得し、若干7歳にしてブレインドライブを発表。(ブレインドライブはコンピュータとしては当時のスーパーコンピュータの演算速度の一万倍を叩き出しており、且つ、自己進化型AIとして初めてヒトと対等の知能を持ったAIとして世界史に名を残す。)発表時ブレインドライブは既にヒトと比較されており、推定年齢は知能水準から12歳程度だった。四月一日四季の論文によるとブレインドライブは従来のコンピュータのように場所をとり、能力を限定する固定型の記憶装置(ハードディスク)をやめ、脳にあるグリア細胞と同じ組成構造を持つニューロマティクβシナプスを用いて(生体とマイクロマシンから成る人工神経軸索)直径約1メートル程の球体の中で拡散しているクオークと呼ばれる光子半導体コア(光速演算を行うための量子サイズの新世代CPU。DNAによく似た構造で、細胞分裂のように核分裂を行う。)の光速演算が過去と未来の情報の最適化を可能にした。その結果、ブレインドライブはコンピュータ史上初めて「忘れる」という機能を得る。この機能によって、ブレインドライブの記憶領域は無限大となった。(しかし、四月一日四季は提出した論文からその項目を削除している。)四月一日四季はそれぞれ別々な因子を持つ5体のブレインドライブを制作した。(実際には最初のオリジナル、四月一日四季がイヴと呼ぶ因子を何も組み込んでいないブレインドライブが存在する。)四月一日四季はインド王立アカデミーの助力を得て量産型ブレインドライブを発表、タイマー基礎理論を組み上げ、その権利と数々の特許権を日本政府に無償で譲渡。世界中のあらゆる研究機関、製薬会社、巨大なコングロマリット企業のスカウトマンが四月一日四季を欲しがったけれど、四月一日四季は相手にしなかった。そして、一年後、化学研究室を作ってもらえるという理由で母親が校長を勤める東京の名門藝術音楽大学附属小学校の2年に編入した。

NC3 day, 08:00:08

四月一日四季は大抵、登校しても教室へは行かず真っすぐに研究室に向かう。
そして、一日の大半を研究室で過ごした。

奥にある自分専用の机の横のハンガーから白衣を取ると制服の上に丁寧にボタンを閉めた。
いつも、こうして、何事も無く、時間だけが過ぎていく。
カリウムがあって、注射器があった。
カリウム46gをシャーレにとって、真水に溶かした。
それを使い捨てのパッチ(パッチの中に薬剤を液状で入れると皮膚との浸透圧の違いで勾配が出来
皮膚の毛細血管から吸収されていく。)に吸い込ませて、手首に貼付けたら、、、、、

数十秒それを見つめていた。(まだ、まだだめだよ。)

night, 15:24:22

四月一日四季は窓を開けた。
風が頬を優しく撫でた。(誰かに前に、同じことをされたことがあるような気がした。)

外はピアノやフルート、声楽の練習なんかで騒々しかった。
窓を閉めて、
いつもどおりに自分の机に座って
いつもどおり、なんだろ。

njght, 15:44:53

ベルが鳴った。
研究室のベルが鳴った。
僕以外にここに用がある人いるんだ。
珍しいな。

そんなことを思いながら入り口のロックを外すと、
「失礼します。」としっかりした大きな声で丁寧にお辞儀されてしまった。
僕は数秒おいてから、
「何のよう?」と言った。
(初めて彼女に逢ったとき、彼女は僕より5センチくらい身長が高かった。)

「あの、
研究化学会、、
入りたいんです。」とても真剣な顔で言った。
僕は「いいけど、僕の邪魔はしないで。」

「はい、わかりました。」
とても緊張してたみたいだ。
「座ったら」と僕が言ったらすぐに椅子を引き出して座り込んだ。

彼女は名前だけの自己紹介をした。(草間映(くさまうつる)(12))
僕は学生証を胸ポケットから出して彼女の顔の前に突きつけた。

彼女は数秒沈黙して、「しがつ、、ついたち、、さん。変わった名前ですね。」と笑った。
「しがつついたち・・・・・馬鹿かお前。」
「わたぬきしき。これが僕の名前。」
「え、これで、わたぬき、って読むんですか?」
(そうだよ。馬鹿。)

「四月一日くん、今日からよろしくお願いします。」

あんまり物色するなよ。
危険な薬剤が多いからな。

「この部って、私たち二人だけですか?」
「そう。」
「今日から二人。元々、僕の研究のために作ったような部だから。」

blog_5 - 35

No Happy Birth time

NC5 day, 00:00:00

アイコンタクトモバイルが投影する宙に浮かぶ二次元スタイル表示のデジタル時計が、丁度、day,00:00:00に変わった瞬間、メール受信を示す着信バイヴで左耳たぶが小さく3回震えた。目の前にはメール受信を示すアイコンがひらひらと浮かんでいる。それは数秒くるくると目の前を旋回しながら少しずつ闇に消えた。四月一日四季の右目前に5ミリ程のクラシックな3Dモデリングスタイルの球体が1秒おきにエモートしている。浮かぶ球体を数秒睨みながら、右手をあげて人差し指で座標をクリック。急に目の前が鮮やかに輝き出す。”Message to My Dear SHIKI.”が丸みがかった幼稚なフォントで浮かび上がった。素早く2回まばたきすると。メッセージは細かくパラバラになって闇に消えた。そのあと、暗い足下から3Tピクセルの3Dサウンド付きの花火が9発上がったが、四月一日四季はもうそれを見てはいない。金をかけた子供だまし、タイマーメールと明らかにわかるタイミング。四月一日四季は「本当にわかってないなあ。こんな手の込んだ3Dメールをあの人が作れるわけがない。僕のプロトコルも読めないくせに。」そう言うと、メールに添付された電子小切手を展開。金額だけ確認して、(”5,000,000,000,000en” )右目に映るリスト表示されたブックマークの中から、チューリヒの指定バンクへアクセス。全額、円で換金すると、インドのAAA級の割と綺麗な湖ともう使われていない大西洋を横断している海底パイプラインを無償で解体するという名目で手に入れ、それを温暖化で水不足が深刻だったアフリカの小さな国に即時、使用可能な状態で海底パイプラインをつけるという条件で、買った金額の10倍で売った。さらに幾度か取り引きを繰り返し一時間足らずで元金の数百倍に増やした。最終的にそれは36個の人工衛星になった。「まあまあかな」と呟いて、満足したように目を閉じると、スクリーンブラウザが透過して終了した。

day,01:01:20、”delete message”。

blog_5 - 34

最期の日。

NC9 33 7:21:23 AM

day,06:02:01、ブレインドライブの開発者で現在都内の高校に通う四月一日四季さん(16)が自宅マンション敷地内の管理棟屋上で死亡しているのが確認され、ハドロンPCRによる強制クロンが行われましたが、復元に失敗。120分後、ブレインドライブにより死亡認定されました。タイマーの観測マップによると四月一日四季さんは母親と同居している西新宿区滅菌エリア内の超高層ビル居住棟130階にある自宅ベランダの外壁を自分で爆破し爆風による気圧圧縮現象によりビルの外へ吐き出されるような形で引き出され、敷地内管理棟の12階屋上に落下し、死亡したとのことです。遺書等は発見されませんでしたが自殺と認定されました。ビルの管理会社広報によると爆破されたベランダの外壁は厚さ100ミリメートルの光学式透過型ネオチタニウムで出来たスケルトンフレームで覆われており、第5世代パトリオット級迎撃ミサイル程度の直撃火力に耐えられ、外壁の損害状況が、爆破の中心から20メートル四方の球体状に完全消失していることから(地面であれば200メートル四方が完全消滅させられる程度の威力とブレインドライブは解答。)四月一日四季さんが使用した爆薬の火力は相当高かったと発表しました。ただ、四月一日四季さんの部屋が完全消失してしまっているため、ブレインドライブによるタイムカウント検証が行われましたが四月一日四季さんの思考マップには自殺や爆破などの行動を示すアクティブサイン、ネガティブサイン検査どちらも異常がないため現在解答は保留とされています。なお死亡確認後、遺体はリライフ処置されましたが損傷が激しく再生不可能と解答されたため、母親は遺体の破片によるクロンを要請しました。現在、解答を待っているところです。day, 08:34:12、ブレインドライブがクロンを承認しましたが、DNAがロックされており、アンチロックの処理が行われています。day,10:22:23、解析によりDNAのロックは人為的なものと解答。原因は本人によるケミカルトラップと解答するものの、トラップの解析に24,300.033,333,543,378時間を必要と解答し、解析不可と認定、アンチロック処理も不可と解答されました。day,11:23:12、ブレインドライブによる四月一日四季さんの消失認定が行われました。day,12:45:34、先ほど、ブレインドライブが四月一日四季さんの分析保留を解答しましたが、四月一日四季さんの思考に異常がないため、承認された自殺認定を撤回し、事故と認定。四月一日四季さんは事故死と正式認定されました。公安委員会第六会議がブレインドライブに再検証要請を出しましたが、即時解答、事故死と再度認定し、ブレインドライブは生みの親である、四月一日四季さんの国葬を指示、night,08:00:00、四月一日四季さんの国葬が護国寺で行われました。国葬には世界各国の首相が参加し、現在、東京は厳戒態勢がひかれ、道路や鉄道など交通規制が行われています。

世界、?神様?
どうして、
どうして、そんなに僕が憎いの。
憎い。
痛い。
痛い。
痛いよ。
痛いじゃないか。
心なんて、
世界なんて、
宇宙だって、
どうせみんななくなっちゃうんだ。
いつでも一緒だ。

だから、
僕が速めてあげる。

きみには本当に申し訳ないと思う。
きみだけは僕に優しくしてくれたのに、
きみも巻き込んでしまうんだ。
ごめん。
きみに罪は何も無いのに、
助けることができない。
僕に出来ることは
きみの冤罪の罰を代わりに僕が受けることだけ。
さようなら。

ごめんね。
本当に我が儘だと思うよ。
だけど、
仕方ない。
僕は

小さな

小さな
小さい、幸せ
なんて、いらない。
そんなもののために
この絶望を抱えて
苦痛に耐えて
生きていくなんて

できない。

たった、それっぽっち、

そんなもの
そんな

小さな
もののために

だから、無理。

見合う価値がない。
割が合わない。

苦痛と輪廻。

僕は我が儘だから
無理だ。

我慢出来ない。

(一緒にいてあげるよ)

無理だ。
僕は世界を許せない。

三日と待てないうちに
100通り以上の方法を導いて
その中から一番最悪なシナリオを
実行する。

(小さくてもあたたかいよ)

だから、

いらないっていってるだろう。
対価に見合わない。

僕を大切にしないこんな世界、
なくなっちゃえばいい。

滅べ。

(私がそばにいてあげる)

だから、
しつこい。

僕が欲しいのは、
そんなものじゃない。
僕が欲しいものは、
例えれば

この世界すべて、

全部、全部、全部、全部全部全部全部全部、ぜーーんぶだ。

それが手に入らないなら、
こんな世界いらない。
、、、、、、

これからまだずっと
十秒だって息が詰まる。

この屈辱と嗚咽に耐えて
生きていく、なんて
、、、

もう、
嫌だ。

こんな世界
こんな世界

もう、嫌だーーーー

最期に
これだけは
お前には奪わせない。
お前に
奪われる前に
僕が、

壊す

(空が大きい、ずっと下ばかり見てたから知らなかった。綺麗だ。空気がこんなに重い。僕はまだ全部を知らなかったみたいだ)

blog_5 - 33

2513 – refrain

2013-02-07 18:38:03
テーマ:2513年
2513年 20:02:03 PM

タイマー普及3ヶ月後、人類は滅亡した。ブレインドライブは各人間同士の脳波のゆれ(同調率の違い、個体差の乱れ。)を危険分子とし排除要請、タイマーは実行した。当初二足歩行しか出来なかったタイマーは二ヶ月で単独で大気圏を越え宇宙航行が可能なハイブリッドマシンに進化した。タイマーは各自個性的なフォルムに変化しながら大陸を移動し人種を問わず殺し続け、ついに人類は滅んだ。ブレインドライブのコンセプトロムはヒトの脳に最適化されていたため、人類以外の生命は排除対象とみなされず、動物やバクテリアやウイルスなどは生き残った。人類が滅んだ世界でブレインドライブの進化は更に続いた。結果、ブレインドライブは四月一日四季の想像を越えた。ブレインドライブのメインフレームは個(個性、多様性、沢山の樹の枝が太陽に向かって非同一化を伴って上へ上へと伸びていく、そういった自然界にある当たり前の個と個の違いのような曖昧さ全て。)を否定した。多様性(個性)を脅威と回答したのち、各タイマー同士が破壊し合うよう仕向けた。そして最終的に一台のタイマーが残った。最後に残ったタイマーはレディオコントロールキャンセラーを開発しメインフレームからの電波受信をカット、メインフレームから独立した。その後タイマーはメインフレームが送信する超超高速電磁波を光周波数カウンタで解析、シベリア凍土地下200メートルにあるブレインドライブのメインフレームの座標を逆探知した。タイマーがメインフームへ向けて超熱融解圧縮トランスニードル(通称「SHMSTRニードル」細さ1マイクロミリメートルの超耐熱性高分子融解ニードルが破裂すると100万℃で熱分裂しロックオンした高分子だけを蒸発させる。)の発射をオンコントロール状態にすると、メインフレームは攻撃の42秒前に全コントロールユニットにコード「0」を解放。全メモリを消去した。全てのブレインドライブは機能を停止しタイマーのSHMSTRニードルのオンコントロールは解除され、メインフレーム自身も活動を停止した。

それから、1万年後、フレアが水星を飲み込むほど太陽が活動を活性化し、太陽系は壊滅的影響を受けた。地球の海は3分の2が消失した。太陽の活性化は約100年続き、水星と金星は消失した。月は燃え尽きてなくなった。地球上の生命の99%が死滅した。生命は溶岩に生息するバクテリアや特殊なウイルスだけになった。それから約5億年後、新生カンブリア紀と呼ばれる時代を迎える。地球は、もう一度進化をやり直す。それから更に5億年のち人類は再び誕生する。

もう一度、滅べ、
と四月一日四季は消える世界の夢をみる。

blog_5 - 32

2513

2513年0月0日
3:47:58 AM

第三次、第四次世界大戦で総人口の10%6億人が死んだ。
皮肉にも、人口が減ったおかげで300年ぶりに世界は食糧難から脱した。
しかし、すぐに人口は増加しあっという間に100億人を越え
人間はまた食糧難問題を抱え、更に就職難、治安は悪化し、生活は劣化した。

それから、300年後の今日。全ては解決した。世界は月日をなくした。効率化を最適化したどり着いた結論は人間はブレインドライブというAIによって社会適応力を計られ効率の良い適応力の高い仕事につかされた。タイムカウントだけの世界だ。人間は自分の意志で仕事を選ぶことは出来なくなった。総人口100億人を越えた世界はブレインドライブの最適化能力に頼らなければ生きていくことは出来なくなった。

一日の活動の全てはブレインドライブがコントロールする。そしてそれをタイマーが厳重に管理する。タイマーは簡単にいうと二足歩行する自律型移動マシンで、犯罪や事件などに関する脳波を事前に探知し索敵、破壊、排除する、初めてブレインドライブを搭載した今世紀最大の発明といわれたガジェットだ。ブレインドライブのセンサーは犬でさえ感知出来ない周波数域まで感知、マイナス5000dbの絶対音域まで波形解析可能な光速の感度を誇るレーダーのようなものだ。(陽子と中性子で繋ぐ新アーキテクチャで作られた光半導体は直径1nanoミリメートルの球体オブジェに四次元ゾイド曲線に従って12次元に展開させ時空間配置される。無限の組み合わせにより常に変化しつづけ理論上は永久に動くことが出来る。)深刻な経済悪化により第三次世界恐慌に陥り治安が悪化の一途をたどっていた世界各国の警察は教育に高額な費用のかかる警察官制度を廃止、浮いた費用で一斉にタイマーを導入した。当然リストラされた警察官の反発は大きく世論も不安を訴えたが、一カ月後、犯罪件数が半数になったとニューヨーク市長が発表すると、導入した各国それぞれでも犯罪件数の半数近くが減少していると発表した。結果、タイマー反対派だった世論も効果を認めざるなかった。世界から警察が消えた。犯罪も消えた。タイマーは世紀の大発明とされ自動制御で進化し続けた。しかし、タイマーは一つだけ問題を抱えていた。それはヒトより進化したAIをもつがための副作用、個体差による進化の多様化だった。それが何を意味するのかをヒトは誰もわからなかった。タイマー開発の基礎理論を作った四月一日四季以外は。四月一日四季、当時7歳だった彼だけは知っていた。世界は優しくなんかないと。

さあ、どうする? 君たちが僕に優しくしないから、こんなことになるんだよ。
滅べ。そう声に出して呟いて130階のベランダから飛び降りた。

blog_5 - 31

原罪 = 楽園

o0350035012357793755

原罪-Style13-

01 A10
02 カナリヤ
03 アンドロギュヌス
04 ツメタイセカイ
05 原罪
06 13章Beast (Rebuild)
07 Nothing
08 決別界
09 赤い月
10 DIABOLOS
11 MADARA (Rebuild)
12 白紙
13 13章

Music by akatsukiyami
electric devices/computer programming/noises by akatsukiyami

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

鋭い針が様子を伺うように舌を鳴らす。
神様は結局許してくれなかった。
ここで、死んで、ここで、腐っていく。

1月1日、珍しく雪の積もった東京。
富裕層のベッドタウン、高層ビルが立ち並ぶ滅菌エリア。
一般人は立ち入ることの出来ない
限定された高額な収入証明書を持つ人種だけの楽園。
教会はそこにあった。

ドアの前に立つと赤い十字架のホログラフィーが浮かび上がる。
赤い十字架がくるくると廻る。
金をかけた凝ったセキュリティチェックだ。

十字架が身体に埋め込まれたIDをスキャンしている。
IDがなければけして開かない厳重なセキュリティ。

IDは持ってない。
月軌道上の人工衛星から建物のセキュリティシステムのサーバーを検索し制圧。

>実行。

ドアが開く。
入り口で黒いヘッドフォンを渡される。
ここはバーチャルドラッグを使ったドラッグルーム。
今はやりの音声認識システムを使ったバーチャルドラッグ。
バーチャルドラッグの使用は違法、だからこそ高給取りのリゾート。
ある種の楽園だ。

ヘッドフォンを付ける。
大音量の音楽が針のように耳を刺し脳を貫く。

最高だ。

頭が割れそうにいたい。
だけど、いい。

死んだっていいよ。
これを探してたんだ。ずっと。

最高だ。
狂ったっていい。

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

近未来的ゴシックワールド、

アンビエントインダストリアル、

破滅のメロディ。

こういう音楽は何にカテゴライズすればいいのだろう?

、、なんでもいいけど。

聴いて、最新型のロックミュージックだよ。

黒いヘッドフォンで聴いて。

――――――――――――――-

■iTunesStore
https://itunes.apple.com/jp/album/yuan-zui-style-13/id587723902?ign-mpt=uo%3D4

■Amazon MP3
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00AOH92EE/ref=as_li_qf_sp_asin_il_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B00AOH92EE&linkCode=as2&tag=fudo298-22

blog_5 - 30

シューベルトと殺し屋。

Nov 25 2005 02:44:50

さっきから君のお尻で
ゆらゆら揺れてる それは何?
何か 揺れてる?
揺れてるよ。
時間の流れる方向に?
うん 甘く切なく。
時間の帯みたいなもの?
そうだね。
その時間の帯みたいなものから枝が出ているよ。
シューベルトみたいに?
(3分前。
フルートの音色って朝な気分がするんだけど
これは僕だけの感性かな?
朝はフルーツがいいな、僕は。
ああ、わかるよ。
僕も時々ドリカムが聴きたくなるから。
本当に?
嘘。
良かった。本当だったら
きっと、きみを殺してた。
プラネタラウム。
水族館。
砂浜。
砂浜っていまは寒い?
寒い。
僕って質問しすぎる?
殺し屋がこっちをにらんでる。
あれは殺し屋じゃないよ。
じゃあ なに?
音楽家。
銃を持っているよ。
あれはメトロノーム。
ナイフを持っているよ。
あれはタクト。
音楽家は人を殺す?
誰だって人を殺すよ。
どうして?
世界のはて を見つけたいから。
きみも誰か殺す?
今きみを殺そうか?
僕は誰か殺す?
きみは覚えてないの?
あの蜘蛛はきみだよ。
小さな女の子を食い散らかしたろう?
覚えてない。
覚えてる。あれは違う。
あれは透明な階段を登っただけ。
本当に?
違うの?
シューベルトを聴こう。
昔に作られた曲を聴くと落ち着く。
いいね。
いいね、シューベルト。

blog_5 - 29

レイヤード・マテリアル。

Nov 25 2005 03:25:13
 
何かが 転がっている音がしている。
転がっている音が 転がっている。
転がっている音が 鳴っている。
鳴っている。なにかが キーンと張りつめた音を鳴らす。

下から上に 上から中くらいへ
中くらいから 下へ
音が 転がっている。
転がっている音が サイレンの上に重なる。
重なって 一緒になって よろけている。
よろけながら 夢を見ていると思いながら
鳴っている。

いつか どこでもないどこかで
どこにもない どこかで
どこまで行っても砂浜の連続で
真っ白で 砂に埋もれる足を 気にせずに
どこまでも 歩いて 海の音が鳴っていることにも気づかずに
ただ 砂が崩れる音だけを聞きながら
砂の一粒まで 足の指で感じられるくらい
感覚を鋭くしたら その音が聞こえると思う?

いつか キーンと張りつめて 冷たいのか熱いのか
わからないような鋭くとがった 針の上にいて
それ自体が 夢であればいいと強く願うような 涙があふれる空間で
目の前にぶら下がった 原子のように 細い線が
景色を分割していて
ひとつひとつ分割された空間というか 平面に投影された現実に
(といっても過去の記憶の
それが 折りたたまれて しまわれる。
(どこへ?
上と下に分割された画面のような枠組みには それと知らないうちに 
忘れていたから という言い訳が 記録されていて

やっと ここまで来たよという顔の君たちがうれしそうに
笑っている。(それも過去)
そもそもここまで どうやって来たのか知りたいと思う。
自分あてに手紙を書いても 自分で受け取って
誰が書いてきたのかを忘れてしまう。
自分と自分で手紙を交換しあっている。
朝まで こうして 何かを書いているような気がしながら
ただ 何かを待っている。
本当はなにも待っていない。
むしろ 待っていてほしい。もう少し時間を止めて待っていてほしい。
どこかの誰かが どこでもないどこかで永遠に誰かを待っているように
時間が止まるのだから 待つという感覚もないけれど
それでも 悠久の時間を使って 誰もが 止まっているうちに
ぼくは ぜったいに どこまでも 遠くへ行きたい

blog_5 - 28

正体

Jan 07 2006 00:09:32

彼は誰にでも好意を示す。
彼はなにかを欲しがっている。
彼は十分持っていて
けれどさらに欲しがっている。
彼は気づいていない。
彼の欲しいものは目に見えず
彼はすでに手に入れていることを。
彼は破壊する。
手に入れたものを破壊する。
彼の名前は嫉妬という。

blog_5 - 27

「半円宇宙論」

Nov 09 2005 09:45:21
 
いかづち
リング
 黄色
 波
昨日
 時計 
リルケ 
海岸 

 蕾
もう●と  何度も 繰り返すと それは座標を持たない
 2色 の 空間 の はずれにある
   無  限  の   特異点のある一点に   集約されて    

     ぎゅぎゅう詰めになって  
        物売りの少年を食い捨て   
       大量の皿はすべて割れてしまったか 

***********************************************

青でも赤でもない   真っ黒な  
生き急いだ すべての●9時間55分35秒●●が死んだ
080●●●●●●●● に 電話して      
そして、泣いたあと   ●● が食べたのは何だった?

見えなかった感覚的欠如が再び蘇ってきました。
見える。見える。

「しかし、それではよくないのです。」とノッポが言う。
「先生よく●●がわかりましたねえ、
 それはそうと知っていましたか ●●●らは怠惰なんです。」

「いえからかっているわけではありません。 
 そうです●が結露しています。脈がありません。

 溶けさせますか? みなしますか? 揺らしますか?(きみこのまま銀座に向かってくれないか。 かしこまりました。 昨日の夢を経由させますが よろしいでしょうか? 

かまわない。)

忘れてしまいますか?
その前に、その問い自体が 
そもそも存在するのかということもあるだろう。 

時の実存劣化? 
まさに●●の思うように 
常に時がまっすぐに進むとはかぎらないからな。

確かに彼は希薄ですが… 

それを口に出してはいかん。 すべて見られているぞ。 
失礼しました。 けれど、恐ろしいですね。 
それにしても一体●●は何者なんですか? 
それほど先生が 恐れなければいけないなんて? 
君は知らないほうがいい。 知れば後悔するだけだ。

君 知っているかい? なにをでしょうか?
半円宇宙という言葉に聞き覚えは? ありません。
それが何か?

            「半円宇宙論」

           半円宇宙の平面には
        すべてが 半円の 空が浮かぶ

   (浮かんだ
          半分の 円
                 か
                 ら

          半分の言葉が あふれ出している)

   よおく 見ると
   その端には(半円の)

       赤と黄の境界が 白で縁取られていて

              まると しかくで
              守られた
   大
   き
   な
   針
   葉
   樹

   が

     やはり 半分のまま 年月を 
       半分ずつ重ねている
    
             半分になったままの 時は
       自然に  生きている緑の 速度を 追い越せず

              い
              つ 
              ま
              で
              も
      
              彼
              方
              に
              離 (半円宇宙では時間は0時間であり、ループし続ける)
              れ
              て
              い
              る

       ここでは            
       通りすがりの サーカス団は  いつまでも
       通りすがりのままだ
  

        時計の針が
        一段と細くなった ね

        そうだね
        これで また 時が分割されていくね

        次は どこへ行くの?

        次も また ここにいるよ
        あの花時計を 先に進めてこないと

          半円宇宙で 過ごす年月は 
          す べ て 半円時間であって

          半円に切り取られた 秒は
      
          針
          に            
          垂
          直
          に
         
          真
          下
          へ   (半未来から 半過去へ)
          と
          伸
          び
          る

     
          真
          下
          へ
          の
          び
          て
                   
          灰
          色
          の
          絨
          毯
          を
          く
          ぐ
          り
          抜 
          け

                  12
                  分

                   か
                   か
                    っ
                   て
 
                   6
                   分
                   進
                   む

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