悲愴喪失。

きみと出逢った色彩が街を飾ると
僕はあの坂に居て黒服のきみを待っている。
きみの歩く歩幅に合わせた
きみの歩くスピードで幻影を追い越していく。
きみが灯りの中で零した涙も
僕が写したきみの笑顔も
きっといつかまた会えるという前提で忘れられていく。
だから、僕は喪失を知らない。
知ることが出来ない。
それを知ったとき
僕は未来から過去へ戻されるから。
例えそれがきみでなくても

blog_2 - 228

カミナリ雨のあと。

きみをみつけたときに初めて言った言葉を覚えてるよ。
湿っぽい空気の中
時間ぎりぎりまで一緒にいて
手をつなぐときみは泣いた。
暗くなったコンコース。
柱にもたれながら数十分を待っていた。
一緒に渡った橋を覚えてる?
あの日も雨の日だったけど、あの場所は
きみと一緒にいったのが一番楽しかったよ。
バイバイ、幸せに。

 

blog_2 - 162

きみへ

僕たちが出逢った痛みが
僕たちの一部になって毎年四月
きみを揺らす。
それは幻にも見えないくらい曖昧で
なんの香りか忘れてしまった花のように愛しい。
だから、きみは四月になると
いつもの帰り道を歩きながら夜の乾いた温度に肩を震わし
私を思う。
もうそこにいなくなった僕を、
バカな奴だと笑いながら。
そして、僕はもういなくなったそこから
まだいるきみを聞こえない言葉で誘惑している。

 

みんな、有難う。

 

 

 

 

blog_2 - 161

雨に濡れるきみと傘の中のぼく。

雨に濡れるきみと傘の中の僕は
結局六月を経験することもなくあっけなく終わって
それを知っていたみたいにきみは消えた。
僕の輪廻を止めさせてくれた初めての人。
きみのおかげで僕はもうこの世界に戻らなくていいんだ。
本当にありがとう。

 

blog_2 - 159

きみの強さは未来をみてることだ。

きみへ、
誕生日の特別じゃないケーキを嬉しそうに美味しいと言ったきみが忘れられないよ。
三週間のレッスンで消えた僕を許して。
だけどきみの中で僕は今でも生きてるような気がするんだよ。
ありがとう。ごめん。

 

blog_2 - 158

アリスのように強くならないといけないよ。

きみは泣き虫だからすぐに弱音を吐くけど
まわりにきみを支えてくれる人がたくさんいることを忘れないように。
きみが心さえ開けばきっと助けてくれる優しい人が。

 

 

blog_2 - 156