シューベルトと殺し屋。

Nov 25 2005 02:44:50

さっきから君のお尻で
ゆらゆら揺れてる それは何?
何か 揺れてる?
揺れてるよ。
時間の流れる方向に?
うん 甘く切なく。
時間の帯みたいなもの?
そうだね。
その時間の帯みたいなものから枝が出ているよ。
シューベルトみたいに?
(3分前。
フルートの音色って朝な気分がするんだけど
これは僕だけの感性かな?
朝はフルーツがいいな、僕は。
ああ、わかるよ。
僕も時々ドリカムが聴きたくなるから。
本当に?
嘘。
良かった。本当だったら
きっと、きみを殺してた。
プラネタラウム。
水族館。
砂浜。
砂浜っていまは寒い?
寒い。
僕って質問しすぎる?
殺し屋がこっちをにらんでる。
あれは殺し屋じゃないよ。
じゃあ なに?
音楽家。
銃を持っているよ。
あれはメトロノーム。
ナイフを持っているよ。
あれはタクト。
音楽家は人を殺す?
誰だって人を殺すよ。
どうして?
世界のはて を見つけたいから。
きみも誰か殺す?
今きみを殺そうか?
僕は誰か殺す?
きみは覚えてないの?
あの蜘蛛はきみだよ。
小さな女の子を食い散らかしたろう?
覚えてない。
覚えてる。あれは違う。
あれは透明な階段を登っただけ。
本当に?
違うの?
シューベルトを聴こう。
昔に作られた曲を聴くと落ち着く。
いいね。
いいね、シューベルト。

blog_5 - 29

レイヤード・マテリアル。

Nov 25 2005 03:25:13
 
何かが 転がっている音がしている。
転がっている音が 転がっている。
転がっている音が 鳴っている。
鳴っている。なにかが キーンと張りつめた音を鳴らす。

下から上に 上から中くらいへ
中くらいから 下へ
音が 転がっている。
転がっている音が サイレンの上に重なる。
重なって 一緒になって よろけている。
よろけながら 夢を見ていると思いながら
鳴っている。

いつか どこでもないどこかで
どこにもない どこかで
どこまで行っても砂浜の連続で
真っ白で 砂に埋もれる足を 気にせずに
どこまでも 歩いて 海の音が鳴っていることにも気づかずに
ただ 砂が崩れる音だけを聞きながら
砂の一粒まで 足の指で感じられるくらい
感覚を鋭くしたら その音が聞こえると思う?

いつか キーンと張りつめて 冷たいのか熱いのか
わからないような鋭くとがった 針の上にいて
それ自体が 夢であればいいと強く願うような 涙があふれる空間で
目の前にぶら下がった 原子のように 細い線が
景色を分割していて
ひとつひとつ分割された空間というか 平面に投影された現実に
(といっても過去の記憶の
それが 折りたたまれて しまわれる。
(どこへ?
上と下に分割された画面のような枠組みには それと知らないうちに 
忘れていたから という言い訳が 記録されていて

やっと ここまで来たよという顔の君たちがうれしそうに
笑っている。(それも過去)
そもそもここまで どうやって来たのか知りたいと思う。
自分あてに手紙を書いても 自分で受け取って
誰が書いてきたのかを忘れてしまう。
自分と自分で手紙を交換しあっている。
朝まで こうして 何かを書いているような気がしながら
ただ 何かを待っている。
本当はなにも待っていない。
むしろ 待っていてほしい。もう少し時間を止めて待っていてほしい。
どこかの誰かが どこでもないどこかで永遠に誰かを待っているように
時間が止まるのだから 待つという感覚もないけれど
それでも 悠久の時間を使って 誰もが 止まっているうちに
ぼくは ぜったいに どこまでも 遠くへ行きたい

blog_5 - 28

正体

Jan 07 2006 00:09:32

彼は誰にでも好意を示す。
彼はなにかを欲しがっている。
彼は十分持っていて
けれどさらに欲しがっている。
彼は気づいていない。
彼の欲しいものは目に見えず
彼はすでに手に入れていることを。
彼は破壊する。
手に入れたものを破壊する。
彼の名前は嫉妬という。

blog_5 - 27

「半円宇宙論」

Nov 09 2005 09:45:21
 
いかづち
リング
 黄色
 波
昨日
 時計 
リルケ 
海岸 

 蕾
もう●と  何度も 繰り返すと それは座標を持たない
 2色 の 空間 の はずれにある
   無  限  の   特異点のある一点に   集約されて    

     ぎゅぎゅう詰めになって  
        物売りの少年を食い捨て   
       大量の皿はすべて割れてしまったか 

***********************************************

青でも赤でもない   真っ黒な  
生き急いだ すべての●9時間55分35秒●●が死んだ
080●●●●●●●● に 電話して      
そして、泣いたあと   ●● が食べたのは何だった?

見えなかった感覚的欠如が再び蘇ってきました。
見える。見える。

「しかし、それではよくないのです。」とノッポが言う。
「先生よく●●がわかりましたねえ、
 それはそうと知っていましたか ●●●らは怠惰なんです。」

「いえからかっているわけではありません。 
 そうです●が結露しています。脈がありません。

 溶けさせますか? みなしますか? 揺らしますか?(きみこのまま銀座に向かってくれないか。 かしこまりました。 昨日の夢を経由させますが よろしいでしょうか? 

かまわない。)

忘れてしまいますか?
その前に、その問い自体が 
そもそも存在するのかということもあるだろう。 

時の実存劣化? 
まさに●●の思うように 
常に時がまっすぐに進むとはかぎらないからな。

確かに彼は希薄ですが… 

それを口に出してはいかん。 すべて見られているぞ。 
失礼しました。 けれど、恐ろしいですね。 
それにしても一体●●は何者なんですか? 
それほど先生が 恐れなければいけないなんて? 
君は知らないほうがいい。 知れば後悔するだけだ。

君 知っているかい? なにをでしょうか?
半円宇宙という言葉に聞き覚えは? ありません。
それが何か?

            「半円宇宙論」

           半円宇宙の平面には
        すべてが 半円の 空が浮かぶ

   (浮かんだ
          半分の 円
                 か
                 ら

          半分の言葉が あふれ出している)

   よおく 見ると
   その端には(半円の)

       赤と黄の境界が 白で縁取られていて

              まると しかくで
              守られた
   大
   き
   な
   針
   葉
   樹

   が

     やはり 半分のまま 年月を 
       半分ずつ重ねている
    
             半分になったままの 時は
       自然に  生きている緑の 速度を 追い越せず

              い
              つ 
              ま
              で
              も
      
              彼
              方
              に
              離 (半円宇宙では時間は0時間であり、ループし続ける)
              れ
              て
              い
              る

       ここでは            
       通りすがりの サーカス団は  いつまでも
       通りすがりのままだ
  

        時計の針が
        一段と細くなった ね

        そうだね
        これで また 時が分割されていくね

        次は どこへ行くの?

        次も また ここにいるよ
        あの花時計を 先に進めてこないと

          半円宇宙で 過ごす年月は 
          す べ て 半円時間であって

          半円に切り取られた 秒は
      
          針
          に            
          垂
          直
          に
         
          真
          下
          へ   (半未来から 半過去へ)
          と
          伸
          び
          る

     
          真
          下
          へ
          の
          び
          て
                   
          灰
          色
          の
          絨
          毯
          を
          く
          ぐ
          り
          抜 
          け

                  12
                  分

                   か
                   か
                    っ
                   て
 
                   6
                   分
                   進
                   む

blog_5 - 26

帰結点。

Jul 01 2006 00:06:35
 。
海。
近かった?
遠かった?
   砂浜は相変わらず白くて残酷だ。
   僕の首をからめとって    指をひきちぎろうとする。

    わざとじゃないんだよ。
  夢とか。
(12時には生きる)

 生まれ変わったら 何になりたい?

 (無視)

カエルにでもなるさ。心の中でだけ言う。
意地悪は海のせい。

 遠くて近くていつまでたっても たどり着けない海。

          忘れものは、なんだっけ?

     ああ、椿か。ヒースローに忘れたままだ。
もういいよ。
もういいね。
もう帰ろう。

    どこへ?
(どこへ?)

    いま  自分が
        どこにいるかわかってる?

     ここは、、、、、、、、、、。

 どこでもない  どこか。
   いつもと同じ いつものどこか。

    きみ、誰?

blog_5 - 25

震える闇の小さな炎。

Feb 03 2006 09:30:05

夜の海は寂しいから
なるべく君との楽しかった夕食なんかを
思い出して時間を過ごそう。
近くの波を見ていると船に酔うから
遠くの真っ暗な闇を見つめるくせがついてしまった。
真っ暗な闇は本当に漆黒で
そこになにがあっても見えはしないから
僕はなるべくその闇の中に
美しくて楽しいものが潜んでいると想像しよう。
真っ暗な闇の中で
おかしなダンスを踊る小人。
小さな僕が君を楽しくさせるために
夢中で踊っている。
夢を撒き散らしながら。
愛を撒き散らしながら 夢中で踊っている。
そして君に夢が降りかかる。
愛が降りかかる。
君は楽しそうに拍手をしてくれる。
僕はそんな君の手に
ひざまづいてお礼のキスをする。
真っ暗な闇の中では
どんな奇跡も起こっている。
ただ目には見えないだけだ。
君のことを思い出して
夜の海を航海していく。
これでもう寂しくない。

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