May 23 2008 02:07:01
きみが去るまでは、
悲しみ、
そう、
悲しみ、
でいいんだろう、
余韻も含めて僕の中のきみに関するきみの全てを奪い去るものだとは知らなかった。
香も体温も(記憶から)きえてうすれていずれなくなる
言葉にすれば二秒程度。
か・な・し・み
その中にきみの全てが詰まっている。
そしてそれは回収される。
きみという概念だけが残るだけ。
(アイスコーヒーにはシロップじゃなくてシュガーを入れる。)
悲しみがこんなにも、
深いところまで潜っていけるものだとは知らなかった。
もう、
何を思い返しても、
それは、優しくて暖かくて、
こんなに沢山のものや、
大切な場所を残していってしまった
きみは罪な人だ。
生活という得たいのしれないものの中には、
常にきみと見た何かがあって、
部屋にいても、外に出てもどこかに
必ずきみの面影が宿っていて、
(すべてにだよ。)
面影に声をかけたくなるほど、それは鮮明で、
その鮮明さが、幸福と悲しさを
同時に僕の心に一瞬にして完成させる。
だから、ぼくは、もう外には出られない。
仕方ないね。だって、一緒に暮らしていたんだから。
2人で生活をしていたんだから。
でも、空想のゲームは
妄想に変わったし、
何億もの、、言葉、
ひとつ、ひとつが
光り輝いた、
けれど、それも一瞬に、
その小さな数億のひかりが
全てを無に返すように闇の中心に消えていく。。
晴れた空、病院へ向かう。
空想のきみと一緒に。
でも、違う。空想じゃない、
ううん、空想だよ。
(そうだよ、知ってるよ。
でも、止まらないんだ。空想のきみと歩く癖。
だって、
だから、
だからさ、
もう、いないから。。
ひとりで歩いて行くんだ。
いつもの道をひとりで歩いて、
同じ道をひとりで帰って。
(空想はもうやめにして、早くうちへ帰ろう。)
ふと
いつか一緒に歩いた風景を見つけては、泣いてしまう。
本当は僕の方が泣き虫だったのかもしれない。
何を見ても、どっちを向いてもきみがいる。
きみがいた。
けれど、なんだったっけ、いつかの会話をなんとなく
思い出しそうになって、けれど、戸惑う。
ずっと、考えても出てこない。
なんで笑ってたんだっけ?
思い出せない、、、、、
君の笑顔が水色にぼやける。
他愛のない会話、
でも、きみは笑ってくれて
本当に幸せな瞬間だった。
あれが「幸福」というものだったんだ。
それが
僕の一番欲しいものだったのに、
僕は自分で捨てたんだ。
きみの笑顔の瞬間で映像が止まる。
時計の針を戻しても、
あの時間にはもう出逢えない。
僕はガラスの向こうの僕に向かって叫ぶんだ。
きみが好きだ。
(1時間が過ぎた。)
輪廻の時間を通り越して、
清算は始まってしまった。
いつか、ぼくは、小さな白い灰になる。
小さくてもろい灰の固まり。
風が吹けば、
ふっと、消えてしまう。
大気に混ざる、そして、消える。
僕の新しい世界は、誰にも、邪魔されない。
誰のものでもない存在しない世界。
ずっと、泣いているだけで、
何も出来ない僕は、もう。
(情けない人だ。本当に。)
見てよ。
ここは、記憶のライブラリー。
赤と白と黒のライブラリー。
温かくて、冷たくて、
綺麗で
残酷な
記憶の棺。
僕は悲しいことが嫌なのに、どうしても離れることが出来ない。
感傷に浸っている瞬間が好きなんだ。きっと。
だから、救いがない。
誰とも一緒に生きていくことができない。
きみは、きっと叱る。
(この苦しみは、罰だから、しっかりとうけとめなきゃ。)
それで本当にいいの。
欲しいものは全部手に入れたの。
もっと、したいこと、ないの。
やり残したことはないの。
誰かに伝えたいことはないの。
全部なんとかなるよ。
大丈夫だよ。
本当に終わりでいいの。
なんてさ、
きみがいたら、
僕を叱って、
そのあとに、
優しく抱きしめてくれたはずなのに。
欲しいもの、、、。
本当に欲しかったものは、
もう失くしてしまった。
けれど、幸福の思いは忘れない。
こんな僕にあんなに優しくしてくれて、
あんなに愛してくれたきみ、
本当にごめんなさい。
きみが、きっと願っている僕の未来を
僕は、壊してしまった。
あんなに永い時間をかけて、
やっとあそこまで行ったのに、
たった2ヶ月で
ぜんぶ、元に戻してしまった。
本当に馬鹿な人間。
僕はもう絶対何にも、けして生まれ変わらないよ。
きみが言ってくれたように。
長い夢のような幸福の季節を
本当にありがとう。
そして、ごめんなさい。
きみの願った僕に成れませんでした。
今泣いているのは、誰のため?
ううん、違うんだ。
泣いてるんじゃなくて、
祈ってるんだ。
平穏な日々があなたをいつまでも手放さず、
あなたの強い意志で、素晴らしい世界にたどりつけますように。
(苦しいんだ。そう呟くと
もういいよって、心が言う。)
楽しかった他愛のない会話や、
ケンカしたあとの仲直りが嬉しかったこと、
一緒に生きていこうと言ってくれたこと。
(本当に嬉しかったよ。)
思い出は全部、
僕が持って行くよ。
灰になって、
闇になって、
全部持って行くから。
闇は、全ての記憶のライブラリーだから、
灰になって、
風のある良く晴れた日に、
いくつかの涙を残して、
風になって降っていくから。
本当に大事なものなんだ、だから、
僕が全部盗んでいくから。
あの冬の日に、
今日は暖かいねと笑いながら歩いた、あの道に、
きっと、忘れてきてしまったんだ。
なにかキラキラするものを。
知らないうちに。
眩しくて、まるっきり、
本当の青色で、まるで高級なペンキで
一気に塗りつぶしたような、
青だったから。
本当は、届かないけど。
願いや、祈りも。みんな。
だから、素知らぬ顔で
はじめから、そこには
なにもなかったような顔をして、
拒絶すら出来ずに、
彼の葬列に加わって、、行ってしまう。
悲しみ、涙、夕立ち、宙上がり、
懐かしいと言うには、ほど遠いはずの近くて、
はっきりとした記憶と共に、
真白くて、頼りない、
壊れやすい灰の固まりになって
(あなたの記憶の後始末をしたあとで。)
紺碧の空の下で、
ほんの少し頬をかすめる冷たい風に
一瞬のうちに
奪われてしまう。
それが、せかいのはて。
僕の欠片は、小さい塵ひとつになって
その日常的に行われている喪失は、
誰にも見守られないまま記憶から消えていく。
秋になれば、
きみはひとつ歳をとって
もっと綺麗になって、
僕の顔を忘れて、
僕の声を忘れて、
僕の香を忘れ、
鏡の前で大人の女性になった自分を見て、
幸せな恋をして。
幸せな結婚をして、
もう僕と関係ないきみがどこかにいて、
もうきみと関係ない僕は、、、。
もう二度と会うことはない。
最後に言われた言葉。
信じてしまう。
もう二度と会わない。
この言葉だけが真実で。
他の言葉は、あってもなくても
どちらでも、誰にも何の影響もない。
バイバイ。
きみ。
遠くに見える、
果てのない海岸線の奥を目座して歩いていく。
彼の素足を少しだけ波が濡らす。
、
唐突に素足を濡らす、
波の冷たさが心地良かった。
濡れたまま、足につく砂を払って、
幼いときに海ではしゃいだ、小さな自分を思い出す。
誰かと一緒に海で泳いだ記憶がある。
名前は忘れてしまったけど、
足が届かない深さになって
泣き出した幼友達に言えた
「大丈夫だよ。」
あの時は何のためらいもなく言えた。
簡単に言えたし、簡単に理解できた。
どうして僕は、
きみの言う「大丈夫だよ。」を
信じきれなかったんだろう。
きみは、いつでも、ありのままでいる僕を許し、
優しく叱ってくれていたのに。
幼稚園がえりの子供達が駆け抜けていく。
子供達の無邪気さを見て、泣けてくるから早足でうちへ帰ろう。
小さな自分がいる。
あの頃の僕は活発で、
未来の自分がこんなに簡単に、
何もかもを諦めてしまって、
涙とか、悲しみとか、
絶望みたいな言葉を、
使って悲しいエピソードで遊ぶように
なるなんて思わなかったな。
悲しみにとらわれてしまって、
目を閉じて、
闇の中心へ進んでいく。
悲しみを取り除こうとしても、
その悲しみは白いベールに覆われてしまっていて、
僕には何も見えない。
出来ることはもう何もない。
悲しみの本質は、
暴かなければならない。
しかし、それだけの時間は、
すでに失われてしまっているし。
ふたりをわけている距離も心も、もう戻れない。
あまりにも遠い。もう僕は変わってしまった。
たった53日で僕は変わってしまった。
また去年の夏に戻ってしまった。
僕の部屋から太陽は消えた。
でも、ありがとう。
きみに出逢えて、
本当に僕の人生は幸せでした。
ずっと、一緒に居られたら良かったなって思う、
でも、朝も夜もなくなった、この部屋を見れば、もう無理なんだってわかる。
テーブルはなくなり、去年の部屋に戻った。
僕しかいない。
僕はもう目を閉じた。
この悲しみだけは、永遠に守りたいから。
僕は、海や山へ、
あっちこっちに散らばって、
どんどん小さくなって、
全部消えた。
そして、
最後の小さな塵ひとつが、
すーっと、音もなく散って
それは、終わった。
暖かい風が吹く頃、
忘れていた、気づきや、楽しみを、
再び、きみは見つけて、
シミひとつない真っ青な大空を見上げて、
両手を広げる。
そして、掴む。空を全部奪う。
笑っていて。
きみ。
笑顔でいて。
バイ
バイ。
さよなら、
僕の最後の恋人。
彼は、きみの想像していたように
きみの別れの言葉の最後の希望も裏切った。
彼は、戻れない。
二度としないと誓ったはずなのに。
行ってしまった。
本当にダメな人だ。
自分でも吐き気がする。
Nov 18 2012 06:36:03
死ぬのは痛いかも知れない。
でも、ナイフを手にとって、まだ新しい波紋さえない
刃に映る自分の目はもう死んでいるように見える。
そのナイフを首筋にはわせてみる。
軽く引くと三センチの赤いラインが出来た。
心臓と頸動脈、切ったらどっちが痛い、
どうでもいい、もう朝だ。
夜は今日も来るんだし、
時間もまだ残ってる。
おはよう